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新型コロナワクチンを1回で止めたらどうなるのだろう(13)

最近、ノババックスの接種が可能な会場が増えています。

ワクチン1回接種で止まっていた私ですが、ノババックスなら接種しても良いかと思い、先日引越しをしたのを機に接種券の再発行をしました。

ところが!

接種券の再発行時に、町内の保健センターで「1回目にファイザーを受けたのであれば、ファイザー以外は受けられません」と言われてしまいました。センター内におられた保健師さんらしき人にも、「副作用がひどかったのでファイザーの接種は無理だ」と説明したのですが。

「辛かったと思いますが、厚生労働省から1回目と2回目は必ず同じ製品にするように言われているんです。いつか受けられるようになるかも知れないので、接種券だけ大切に持っておいていただけますか」と言われました。

さらに、私と同じように1回目で副反応が出て、それ以降接種できていない人は、町内に他にもおられるとのことです。

ノババックスは、副反応がひどかった人が受けられるワクチンではなかったのか!!!と、内心モヤモヤモヤ…。

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(画像は いらすとや

先日、県が実施している大規模接種のホームページを見た時、
「6月3日からノババックスワクチンの接種(1回目~3回目)を開始」
ノババックスの1回目・2回目が受けられる条件として「12歳以上の県民」と書いてあったので、何か違うんじゃないかという思いもあって、
県の担当者に問い合わせてみました。

以下はその時の文面です。


お世話になります。
コロナワクチン2回目接種について、お尋ねしたいことがあります。

昨年10月、1回目にファイザーを接種した際、副反応がひどかったため、2回目をまだ受けていないのですが、県の大規模接種会場でノババックスを接種できますでしょうか。

8月に●●市から、●●に引っ越してきたのですが、接種券を再発行する際、
●●の保健センターで、

「1回目にファイザーを受けた人はファイザーしか受けられません」
「今の規則では2回目にノババックスは接種できないことになっています」


と言われました。

県では、副反応が強かった人にこそノババックスをすすめておられるそうですが。やはり1回目でファイザーを受けた場合は、ノババックスは受けられないのでしょうか。


その問い合わせに対し、県から以下の答えが返ってきました。

お問い合わせいただいた件について、回答させていただきます。

まず、1回目にファイザー社ワクチンを接種し、2回目にノババックスワクチンを接種することは可能です。

1回目と2回目で異なる種類の新型コロナワクチンを接種することは、昨年9月から認められております。

(以下、省略)

…どうやら、単にうちの町の保健センターに、「昨年9月から認められている」という情報が伝わっていなかっただけのようです。

念のため、厚労省のホームページでも確認してみました。

Q 1回目と2回目で異なる新型コロナワクチンを接種しても問題ないでしょうか。

A 1回目と2回目の接種では、原則として同一のワクチンを接種する必要がありますが、一定の要件を満たす場合に限り、異なるワクチンを接種することは可能です。 新型コロナワクチン(ファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社、及び武田社(ノババックス))については、下記のような場合に限り、1回目と異なるワクチンを2回目に接種すること(交互接種)は可能です。

・1回目のワクチン接種後に重篤な副反応が生じたこと等により、医師が医学的見地から、2回目に同一のワクチンを接種することが困難であると判断した場合

・国内のワクチン流通の減少や接種を受ける方の転居等により、1回目と2回目で同一のワクチンを接種することが困難な場合

厚生労働省ホームページ

私の場合、条件の1つめについては、重篤な副反応が生じてはいますが、「様子をみてください」と言われて受診しないままでしたので、「医師が医学的見地から」という点には該当しない可能性もあります。

条件の2つめについては、今のところ県では、モデルナとノババックスしかやっていないので、ファイザーを打つという選択肢がないため、該当しそうです。

ということで、県の大規模接種会場で、ノババックスワクチンを接種することにしました。

私の場合は、1回目と2回目の間が10カ月も空いてしまったので、果たして通常の2回目と同じ効果を発揮するかどうかは謎ですが。

「新型コロナワクチンを1回で止めたらどうなるのだろう」という問いも、間もなく終了しそうです。


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