地域CLという大会〜優勝するには〜
地域CLは、1分2敗で終了。
私が所属していたジャグランカは、勝ち星をあげることなく終わりました。
名古屋サテライトがここ数年連続で優勝しており、今シーズンは、町田アスピランチとの対戦というFリーグ下部組織による決勝戦となりました。
アマチュアの日本一を決める大会なので、アマチュア社会人チームは、地域CL優勝を目指しているチームが多いと思います。
自チームのレベルにもよりますが、地域リーグを勝ち進み、地域CLに出場を目標の1つに掲げているチームもあると思います。
地域CLで優勝するためにはどうすればいいのか?
個人的な見解ですが、お話しようと思います。もし、よろしければ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
①3セット〜大会スケジュール〜
②強度〜地域差を考える〜
①3セット〜大会スケジュール〜
地域CLは、3日間で大会が終わり、優勝するまでに5試合を勝ち進まないといけません。
今大会は、金・土・日の開催でした。土曜日と日曜日は2試合ありました。試合と試合の間隔は、土曜日が2時間ほど。日曜日は試合の順番にもよりますが、こちらも2時間ほどです。
試合時間は20分プレーイング。
地域CLに参加された経験のある方や普段から地域リーグで戦っている方なら、理解していただけると思いますが、このスケジュールは本当にハードなものです。
1日2試合はもちろんハードです。相手も全国大会に出場するチームですから本当に強豪です。
そんなスケジュールの中で、強豪相手に対して勝ち進めるためには、選手人数が多いにこしたことはありません。
もちろん、選手が多いだけがプラスなのかと言われれば一概に言えませんが。
強い相手であろうと高いレベルでプレーパフォーマンスを発揮できる選手は多い方が良い。ここでは、そういう感じで受け取ってください。
3セットいると、1セット2分〜3分くらいでセット交代していけば、そこまで体力を落とさずに戦えます。
ベンチで休憩する時間も4分〜6分くらいあります。
試合の前後半40分間で、チームの選手全員が、体力を落とさずに高いプレーパフォーマンスを発揮し続けることができれば、試合に勝つ可能性は高くなると思います。
2セットだと、1セット3分で交代するとして、ベンチの休憩が3分。後半は体力的にきつくなる時間帯が出てきます。
体力がなくなるとプレーパフォーマンスが落ちてくるので、後半最後までは体力をおいておこう。と選手の心理は働きやすくなります。
このような心理状態になると身体が動きをセーブしやすくなり、プレーパフォーマンスが下がり、結果、勝つ可能性が低くなってくると思います。
ハーフラインより後ろに下がり、カウンターを狙って試合を進める。
体力を抑えながら勝つことも、もちろんできると思います。
ただ、全国の舞台で、カウンターの戦い方が毎回上手くいくとは限りません。時には、得点を奪われ劣勢になることがあるでしょう。
相手ボールを追いかける展開になることもあると思います。
2セットより3セット。
高いプレーパフォーマンスは保ち、試合に勝つ可能性を上げる。
3日間で5試合というハードスケジュールということを考えても、3セットで戦うことは、とても大事だと個人的には思います。
②強度〜地域差を考える〜
日本一を決める大会なのですから、激しいぶつかり合いやぎりぎりの攻防戦がピッチでは40分間続きます。
身体をぶつけ合い、闘志をむきだしにする。
地域の代表として、相手チームに負ける訳にはいきません。
ボールの球際では、特に激しくなります。
ファールなのかファールではないのか。
私自身疑問を持つプレーがありました。関西リーグではファールの笛が鳴るのに。と思うような激しいプレーもありました。
でも、相手チーム(関東リーグや東海リーグ所属チーム)の選手は当たり前のようにプレー(そして、紳士的)
私のチームがプレー強度に対してレベルが低いと言われれば、それまでなのですが。
このことを分析して掘り下げてみました。
関西リーグで戦い、地域CL出場を勝ち取る。地域CLで戦うと、ファールの笛は鳴らない。(関西リーグではファールだったのにという思考になる)
相手の激しいディフェンスに苦しみ、プレーパフォーマンスが落ちる。
この流れが起きていました。
審判に対してファールではないのかとアピールをしてしまい、試合の中で精神面でもコントロールが必要になります。
一方で、普段からおそらく(関東リーグの映像を観る限り)、高い強度でプレーしてきた関東リーグや東海リーグの選手たちは、激しいプレーに慣れているので、普段のプレーパフォーマンスが発揮できます。
全国大会なので、激しいプレーになるのは当たり前。
その中でもプレーするのが当然ですが、普段の地域リーグから激しくプレーしているのと、していないのとでは、どちらが年間最後の大会で高いパフォーマンスを発揮しやすいのか。
私は普段から激しくプレーしていないと、全国の舞台では高いプレーパフォーマンスを発揮できないと思います。
この課題を解決していくには、選手、審判、協会の3者がプレーのファールの基準を確認・修正して、同じベクトルを向くことが個人的には大切だと思います。
関西チームが、ここ数年の地域CLの予選敗退で終わっている原因の1つになるのでは、と思っています。
〜終わりに〜
アマチュア日本一を決める大会、地域CL。
優勝するためには、
「3セットのチーム作り」
「普段の練習や試合から激しく強度を保ってプレーする」
年間通して、この2つにチャレンジしチームとして構築できるのか。
とても大切になると思います。
もちろん、対戦相手の研究、戦い方、食事や休憩の取り方など、勝つために取り組むことはたくさんあります。
アマチュア日本一を決める地域CLが、より高いレベルで、より盛り上がり、フットサルの発展へと繋がっていくことを願っています。
今回、お話した内容は、他の地域のチームの方やチーム状況によっては感じ方や受け取り方が違うと思います。
個人的な見解なので、ご意見・ご感想をいただけるとありがたいです。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!
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