今だから言える一つ塾を潰した話。それからできた大きなトラウマ。
智心館を始める前、僕は一つの塾を潰した。
「潰した」といっても当時、ボクは雇われ教室長だったし、お金の管理者も別にいたので、塾内部の人間として、加害者でもあるし、働いていた会社が潰れてしまったという意味では、被害者でもあった。
そんな、なんとも中途半端な立ち位置で、事の顛末を見届けた。
今日はその時にできた大きなトラウマの話をしようと思う。
大学途中で教員になることから逃げ出し、かといって就活もろくにやらなかったはボクは、1年間のフリーター生活の結果、なりゆきで受けた