アニメ平家物語2話背景
平家物語の続きが見たいがためにFODを契約しました。
ここでは感想というより見ていて知らなかったことやよくわからなかったことを調べてまとめています。
⛔少しネタバレはあるかもしれません。見たくない人はここで離脱してください。(原作が古典なのでネタバレといってよいかわかりませんが…)
時代
資盛の謹慎~徳子の入内までということから、1170年10月~1171年12月頃だと思われます。
資盛の謹慎
殿下乗合事件の件で伊勢国(三重県)へ謹慎されます。10~13歳くらいですがこの時越前守という役職です。越前国(石川県、新潟県、福井県)は大国で守はそのトップでかなり高い地位です。
貴族の真似事
清盛はびわを傍に置こうとしますが、時子に「貴族の真似事」と怒られます。源氏物語のような世界のことを言っていると思われます。武士らしさが無くなってきた清盛に怒っているのかもしれません。清盛を引きずる時子がとてもコミカルに描かれます。
今様
平安時代中期に発生、鎌倉時代に流行した民間の流行歌謡。後白河法皇は大好きだったようです。歌詞が、7、5、7、5、7、5、7、5で1コーラスを構成するのが特徴です。
ニラ
ニラは弥生時代に中国から伝わりました。古くは薬用として食べられており、明治時代以降は一般に広まりました。今様を歌いすぎて喉を痛めた後白河方法がニラ湯を飲んでいます。
蝸牛
後白河法皇が歌っていた今様です。清盛はかたつむりのようなものと言って利用しようとしています。後白河法皇が編集した歌謡集「梁塵秘抄」に載っています。
舞へ舞へ蝸牛
舞はぬものならば馬の子や牛の子に蹴ゑさせてむ 踏み破らせてむ
実に美しく舞うたらば 華の園まで遊ばせむ
~ 梁塵秘抄 ~
双六
平安時代に流行したボードゲームです。白と黒のものが駒です。さいころを振って白い枠線の升目を進んで先にゴールをすることを競いきます。
延暦寺
延暦寺は平安末期~戦国時代に独立国のような状態でした。朝廷の方針が気に入らないと武力行使(強訴)します。危険な集団です。
白拍子
平安時代末期から鎌倉時代にかけて起こった歌舞の一種。及びそれを演ずる芸人。
主に男装の遊女や子供が今様や朗詠を歌いながら舞ったものを指す
Wikipedia 白拍子より
びわの母親も白拍子らしいです。
祇王寺(往生院)
祇王は清盛が仏御前に心変わりしたため捨てられました。ですが、代わりに寵愛を受けた仏御前の話し相手となるために屋敷に呼ばれます。この侮辱に耐えられず自殺を考えたようですが、仏門に入ることを決めました。祇王は母、妹と共に祇王寺で余生を過ごしました。のちに仏御前も同じ目にあい出家し、合流しました。
祇王寺は京都の右京区の奥嵯峨にあるお寺です。嵐山のちょっと北です。私は行ったことがありませんので、いつか行ってみたいです。
徳子の入内
1171年に入内し翌年高倉天皇の皇后(中宮)となります。この時徳子15歳、高倉天皇11歳。
登場人物
後白河法皇 CV 千葉繁
平安末期~鎌倉に皇位継承紛争(保元・平治の乱)や平氏と源氏とやりあった天皇/法皇です。
平滋子 CV 坂本真綾
後白河法皇の妃。桓武平氏高棟流。時子の異母妹です。後白河法皇に人間関係の相談されている場面が多いです。
高倉天皇 CV 西山宏太郎
後白河法皇と滋子の子。清盛の義理の甥になります。
8歳で即位し、11歳で徳子が入内しますので、この時既に即位しています。
祇王 CV 井上喜久子
清盛の寵愛を受けた白拍子。
踊る姿はとてもかっこよく描かれています。
仏御前 CV ?
祇王と入れ替わる形で寵愛を受けた白拍子。
平経子 CV 本名陽子
重盛の正室。資盛の母。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?