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静岡県東部地域×スポーツ インタビュー アスルクラロ沼津所属佐藤尚輝選手

アスルクラロ沼津 MF 背番号20
佐藤 尚輝(さとうなおき)選手
「(東部地域は)ちょうど良いものがいっぱい」

1996年7月12日生まれ。アスルクラロ沼津所属4年目。神奈川県出身。
産業能率大学-アスルクラロ沼津
所属前の沼津の印象:沼津はすごく遠い場所のイメージ。アウトドアな、開放的な感じ。”海””ブルー”って感じが強くて、”青いんだろうな”というイメージでした(笑)

東部地域の印象、「こんなに近かったのか!」
-アスルクラロ沼津に入団が決まってから、静岡県東部地域や沼津について感じたことを教えてください。
「「こんな近かったのか!」と思いました。(地元の)厚木から1時間かからないぐらいでした。(住んだ感じは)”ちょうどいい”というイメージです。遊びにもすぐ出かけられるし、不便に思ったことは特になくて。

1年目は一人暮らしをしていたので、飲食店に色々と行きました。本当にあたたかいですよ。皆さん気軽に声かけてくれるし、僕も「おばちゃん~・おじちゃん~」みたいな感じで行ける雰囲気のお店が多いので、それがすごいなと思います。ちょうど良い距離感の人が多くて、すごくこの地域に入りやすかったなと思います。
地域の人が温かいというのは、色々余裕がある人が多いからかなっていう印象です。他の地域は冷たい人が多い所もあります(笑)」

伊豆を満喫しています。
-オフの日はどう過ごされますか?
「僕は家族と一緒にキャンプに行くことに最近はまっています。沼津にもキャンプ場が結構あって、最近行ったのは、西浦の「にしうらさざなみファーム」という新しくできたところです。そこは、キャンプ場が高台なので、海がよく見えてすごく綺麗です。あとは、ふもとっぱら(富士宮市)は大好きでしょっちゅう行っています。裾野や御殿場の方のキャンプ場にも行っています。大野路ファミリーキャンプ場(裾野市)にも行く予定があって楽しみです。キャンプ場の近くにある日帰り温泉に寄って帰ることも結構ありますよ。

僕、犬を飼っています。ドックランが、点々と東部地域にあるんですよね。小さいところもあれば、大きいところもあります。駿河湾沼津サービスエリアにもありますし、ちょっとした感じで行ける場所が結構多いので良いですよ。御殿場にも広いところがあるみたいですし、犬好きには、最高だと思います。」

<車社会の静岡県ならではの洗礼を受けた佐藤選手>
車の運転している時、狭い道が多く、(すれ違いや曲がる時に)「待っていてよー」と思っている時に、相手が待ってくれなくて、「車が来ちゃう」みたいなことが結構あったそうです。

-所属して4年目。静岡県内を開拓していますか?
「ちょっと時間があると、旅行に出掛けます。伊豆や伊東など。東伊豆にある旅館は部屋の露天風呂から見える海の景色がもう最高すぎて。ご飯もおいしくて、めっちゃ良かったです。めちゃめちゃゆっくりしました。そういう所に、1時間位で行けるので、いいところに住んでいます。

あと、熱海のモンブラン、何というお店だっけ、kiito(和栗菓子kiito-生糸-)。めちゃくちゃ感動、うますぎるだろ!って。僕、あまり甘いのが好きではないんですけど、そのモンブランはちょっとシャキシャキしていて、めちゃくちゃおいしいくて、僕が知っているモンブランじゃなかったですよね、オススメです。伊豆を満喫しています。ええ、ほんとに。

狩野川沿いも散歩すると気持ちいいです。狩野川沿いから千本浜まで犬と散歩をします。千本浜良いですよね。なんていうんだろう、ビーチ感がなくて。それがすごくいい。人もそんなに多くないので、ちょうどいいなと思って、よく行ってます。

週末は愛鷹に集まって試合に行くというルーティンを根付かせたい
-J3は移動も多いですよね。静岡県東部地域の位置はどうですか?
「けっこう便利だと思います。僕たちは、中間地点となる場所にいる感じですよね。移動でめっちゃしんどいなって思ったのは1、2回位。きついと思うことが全然なくて、すごく良い位置にあると思います。鳥取県で試合があった時に、羽田空港で、九州にあるJ3チームと会ったんです。そのチームが、羽田空港で乗り継いで富山県に行くという時で、彼ら疲れた顔をしながらすれ違いました。飛行機で乗り継ぎがあるってすごいきついと思うんですよね。僕らは、羽田空港から飛んでいけますし、静岡には静岡空港もあります。」

-アスルクラロ沼津、サッカーに対する想いを教えてください。
「僕はサッカー選手になることを諦めていました。諦めているところで、最後の最後で(アスルクラロ沼津に)拾ってもらえた位です。何て言うんだろう、”僕の人生180度変わった”―。 今のクラブのおかげで今の僕がある。だから、まず、アスルクラロ沼津のためにできることを全部やりたいって思っています。

スタジアムでも、スタジアム外でも、本当に優しいサポーターが多くて、1年目はびっくりしました。いい意味でサポーターと良い距離感で話すこともできるし、愛してくれていると感じます。最近は、結果が出ていなくて、厳しい声をいただきます。厳しいことは言う側も体力を使うと思うので、本当に愛してくれていると思います。それに対して、こちらも返さないといけないですし。それを踏まえて、沼津の誇りにしたいと考えています。
なかなか最近結果が…。ほんと情けないと思っています…。ここまで勝てないのか、と。みんな今、結果を出せるように必死にトレーニングしています。本当に、必死にやってます。

正直言って、”週末は愛鷹に集まって試合行く”というルーティンが、まだ根付いていないと思います。それを根付かせるために、僕たちは、”熱い想いを持って”と、常に口にするようにしています。ぜひ試合を観てほしいですし、そのとき僕たちは勝たないといけないです。サッカーは心を動かせるもの―。それができないと、みんな観に来てくれないと思います。
「沼津に住んでいるから応援」「住んでるところにアスルクラロ沼津がある」という想いを持っている方に、一緒に戦ってもらえるような試合を普段から僕たちが見せるべきだと思います。そこに賛同してもらえるのであれば、ぜひ一緒に戦ってもらえたら、ちょっとでも気をかけてもらえたら、ありがたいです。

僕たちも頑張ります。アスルクラロ沼津を誇りにするために一緒に戦っていただきたいと思います。
僕はサッカーを22年続けてきています。サッカーは本当に心を動かせるし、例えば泣かせることもできるし、笑顔にすることもできるし、喜怒哀楽を共にできるのは、サッカーの魅力だと思うので、そこを一緒に!」

移動、結構便利だと思います。
-東部地域の魅力を他の人に伝えるとしたらどんなオススメがありますか?
「比較的家賃が安い。それで都会にもアクセス出来る。アウトドアするにはいいですね、車がないと生活出来ないですけど。でも、一言で言えば、”永住できる”位の感覚。”ちょうど良いもの”がいっぱいです。アウトドアができるし、開放的になれる場所、楽しい気持ちになれる場所が多いので、そこがおすすめかなって思います。」

インタビュー実施:令和4年9月