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静岡県東部地域×スポーツ 東レアローズ富松 崇彰マネージャー 移住インタビュー

東レアローズ
富松 崇彰(とみまつ たかあき)マネージャー
「この辺りは、都会にない静けさがありますね」

東レアローズ男子バレーボール部マネージャー。宮城県出身。大学在学中から東レアローズで活動し、2022年までミドルブロッカー(守備の要 主にブロックの中心となる)として活躍。元日本代表として世界選手権などに出場。現役時代は、Vリーグ通算1087ブロックという日本記録を樹立した。
富松マネージャーエピソード:バレーボールを題材としたアニメ「ハイキュー!!」のイベントに参加する際、「普通にやっちゃ面白くないよな」と自ら関係各所に調整をとり、金髪モヒカンの登場人物である山本猛虎になりきって参加し会場を大いに盛り上げた。「自分で言うのもなんですけど、意外と似合ってるな(笑)」とコメントいただきました!

富松マネージャー

静岡県東部地域の印象

-チームの拠点がある、静岡県東部地域・三島市周辺の感想を教えてください。
「東レアローズに所属したばかりの頃は、日本代表の試合に行くことが多く、三島の街を散策することはほぼなかったです。代表の試合に行って、東レアローズに帰ってきたらすぐVリーグの試合に行くという感じでした。それでも、帰ってきたわずかな間で印象に残っていたのは、おいしいラーメン屋さん。ラーメン屋さん巡りをしていましたね。

 今、改めてこの地域について感じるのは、美味しいものがたくさんあって、水が綺麗だということ。”食べること”が好きなので、そこに目が行きがちですが(笑)すごく美味しいものがたくさんある印象。選手の頃は、食事のコントロールがありましたので、好きに食べれなかったんですが、今はスタッフなので自由に美味しいものをいただいています(笑)

(オススメは?)ウナギは間違いないですね。あとは、お肉もお魚もレベル高いですよ。三島は沼津港も近いので、お魚のレベルはかなり高いです。」

子どもと暮らす環境、東部地域で暮らすことについて

-お子さんがいらっしゃる富松選手。お子さんと暮らすこの地域の印象やオススメを教えてください。
「オススメは、ちょっと歩いただけで、色々な公園があることですね。子どもと遊びに行って、『この公園は飽きたから、じゃあ明日は違う公園に行こうか』という感じで色々行けます。緑も多いので、暑い日でも、大人は日差しを避けて休みつつ、子どもは元気に遊ぶことが出来ます。結構公園には行きますね。

 あと、噴水があったり、源兵衛川のような川の中に入っていける水遊びスポットがいくつかありますね。本当に水が綺麗なんですよ。夏場でも、暑くなく楽しめます。遊べるところが多いので、うちの子は泥だらけだったり、びしょびしょになって帰ってくることもあります。

 子育て世代でしたら、この地域は間違いないですね。公園も多いですし、子どもの医療機関なども充実しています。子どもと過ごすこと、子育てが安心してできる環境だと思います。

 この辺りは、都会にはない静かさがありますよね。それが、都会が好きな人には物足りないところですが、住んでみるとすごく住みやすいと思います。抽象的な言い方になりますが、『いいんだ』 と思います。落ち着くところが一番いいですね。 

 子どもだけでなく、ペットを飼っている方にもこの辺りはオススメですね。うちもネコを飼っています。大きな病気になったときの動物病院もありますし、普段の診察をする病院も結構ありますよ。

 子育て世代じゃない若い方で、一人暮らしする方にとっても、とにかく”飯がうまい” ”食べ物がいい”のでオススメです。若い時は、東京などの街中で遊びたいと思いますので、遊ぶときは遊んでもらい、でも、自分の心を休めるスポットだったり、落ち着く場所を見つけることも大事ですよね。遊ぶときには都会に行って、静岡に帰ってきたら美味しいものを食べて癒されてください。」

富松マネージャー

東部地域とバレーボール

-三嶋大祭りへの参加や沼津の新しい体育館で開館記念試合もされていましたね。地域とチームの関わりについても教えてください。
「三嶋大祭りの頼朝公旗揚行列等の地域のイベントにもチームとして参加します。今年の沼津市の新しい体育館での試合は、初めてでどうなるかと思っていましたが、たくさんのお客さんが来てくれてほぼ満員になりました。そのような、地域の話題になることができて、僕らとしても良かったと思います。

 色々なイベントにチームとして参加していきたいですし、個人的にも、楽しんで参加したいなと思います。バレーボールは、他のスポーツに比べ、まだあまり知名度は高くありません。地域との密着度もまだ足りないかな、と感じています。まだ、三島市に住んでいる方に、『東レアローズ』や『バレーボール』というイメージが、そこまで浸透しないように思えます。
ですので、地域の人たちと触れ合えることを、もっともっと、まだまだやっていけるのでは、と感じています。みんなに知ってもらえるような活動をもっとやっていきたいです。

 もちろん、それだけではなく、バレーを愛してくれてる方々を大事にしていくことも大切なことです。そちらも、より取り組んでいかなければと思っています。」

-バレーボール教室などの地域の活動の中で、意識していることはありますか。
「一番は、バレーボールを楽しんでやってもらうことです。1時間だけでは、なかなか上達は難しいため、『やったけど、よくわかなかった』とならないように、まずは、バレーボールの楽しさを体験してもらい、僕らと触れ合ってもらって、『楽しかった』となれば、『バレーボールは楽しい』と思ってもらえると思います。その次に、ちょっとうまくなってくれると良いなと思います。」

-夏休み自由研究体験講座では、体の動かし方でどう自分の体の動きが
変わるかを測定しながら体験していました。見学していましたが、子ども
たちの数値の伸びには驚きました。

2022年の夏休み自由研究体験講座で説明する富松マネージャー

「そう!自分の体の動かし方で、どういう変化がおこるのか、ということを、自分の体と向き合いながら、自分の体を研究する形でやりました。

 数値に変化が出たときは自分の体をどう使っていたのかを確認したり、
こうしたらうまくなる、技術的に伸びる、というようなことを検証や実験を
しながら、取り組んでみました。」

チームとバレーボールの魅力

-最後にバレーボールの魅力、東レアローズの魅力を教えてください。
「バレーボールの魅力は、ボールを繋いでいくというところですね。1人ではできないですし、1人1回しかボールに触れられないですし。でも、みんなの力を合わせることで、どんどんチームの力が強くなっていきます。個人技で切り裂いて決めることも大事ですが、やっぱりチームで拾っていいトスをあげて決めて、みんなで「今のよく拾ったな~」と言いながら決める。そういう繋がりがチームワークを良くし、強いチームにしていきます。チームワークがうちのチームの一番の武器ですね。

 そういったことにプラスして、東レアローズは、熱さ、熱がすごいあるチームです。そこも魅力だと思います。」

最後に

三島市内で行われた優勝パレードを見たことがあります。また、パレード見たいです!
「優勝したらパレードすると言って、前回からもう何年経ってるんだろう、七年ぐらい優勝しない。ぜひ優勝して、パレードしたいです!!」

インタビュー実施 令和5年6月