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世界最高峰の戦い「日米対抗ソフトボール2024」が富士宮市で開催!!東部地域のスポーツ「ソフトボール×富士宮市」①

 令和6年7月6日(土)に、「日米対抗ソフトボール2024」の第2戦が、富士宮市にある富士山スタジアムで開催されます。
 本対抗戦は、2大会ぶりにソフトボールがオリンピック競技として復活する「2028年ロサンゼルスオリンピック」やその前哨戦というべき「ワールドカップファイナル」へと続く戦いの幕開けとも言え、世界トップレベルのソフトボールを体感できる特別な試合です。

  戦いの舞台となる「富士山スタジアム」は、外野芝生席含み5,000人の収容が可能で、夜間照明やフルカラーLEDスコアボードなどが整備され、国内では珍しいソフトボール専用の球場です。特筆すべきは、1998年に開催された第9回世界選手権大会(現在のワールドカップにあたる)のメイン会場として使用された球場でもあります。
  また、1999年には、再び女子ソフトボールの国際大会の試合が行われ、その後も、日本女子ソフトボールリーグや全国大会など国内の主要な大会が数多く開催されています。
  3塁側スタンドの背後には富士山がそびえており、スタジアム内の設備にも「逆さ富士の稜線を表現した照明」、「富士山カラーで土台が逆さ富士の形をしたスコアボード」、「富士山にかかる綿雲をイメージした内野席スタンドの屋根」など、スタジアムの設備の多くが富士山に関連する造形となっており、ソフトボールと、世界遺産富士山を併せて楽しめる富士宮市ならではの球場となっています。

富士山スタジアム
スタジアム内から見える富士山

  本試合開催において、試合の誘致や機運醸成事業に取組む富士宮市スポーツ振興課のご担当者である朝夷さんに、本試合開催の経緯や盛り上げ企画、試合開催への意気込みなど、お話しを伺いました。

〈富士宮市のスポーツ振興課担当者 朝夷さんにお話しを伺いました。〉

 世界トップレベルの戦いである「日米対抗ソフトボール2024」第2戦を富士宮市の「富士山スタジアム」に誘致するにあたり、どのようなご尽力があったのでしょうか。
 「2023年に富士山スタジアムで「日本女子ソフトボールリーグサファイアセクション第2節」が行われ、日本ソフトボール協会と密に連絡を取るようになり、信頼関係を築いていきました。
   そんな中で、本試合の開催場所が決まっていないという情報を入手したため、日本ソフトボール協会に、富士山スタジアムでは世界大会クラスの大規模大会の開催実績があること、市を挙げて全面的に協力することを伝え、熱意を持って交渉した結果、本対抗試合の開催が決定しました。」

  試合への機運醸成事業として、富士宮市で行っている「日米対抗ソフトボール2024」盛り上げ企画について教えてください。
   「1つ目に本試合の開催記念と日米チームへの歓迎の気持ちを込めて、「富士山勝負メシ」コンテストを実施しました。市内飲食事業者から、ソフトボールや富士宮、アメリカにちなんだ名前のついた商品を募集し、その中から一般投票により「勝負メシ」を選定します。
   選定された品の店舗には、6月28日に市長から記念の盾が授与される予定です。

富士宮市役所に設置された勝負メシ投票箱

  2つ目に、イオンモール富士宮で、1998年に開催された「第9回世界女子ソフトボール選手権大会」の写真を展示中です。富士山スタジアムのグラウンドをベースとしたフォトスポットも設置されており、代表レプリカユニフォームを着用して記念写真の撮影をすることができます。

イオンモール富士宮での写真展
フォトスポット

  3つ目として、富士宮市在住または在学の小・中・高・高等専修学校生先着500名を外野自由席に無料招待(募集終了)します。ソフトボール経験のある子ども以外も気軽に観戦できる機会を提供することで、富士宮市のソフトボールの裾野が拡大してほしいと考えています。
  最後に、富士宮市在住または在学の小・中・高・高等専修学校生を対象に、試合開始前のエスコートキッズ20名、オンユアマークス(1回の表が始まる前に先に守備に就き、各ポジションで代表選手を出迎えてもらうもの)9名を公募しました。参加者には、代表選手と身近に触れ合うことで、一生の思い出となってくれたらうれしいです。」

(富士宮市HP:「日米対抗ソフトボール2024」盛り上げ企画
http://www.city.fujinomiya.lg.jp/citizen/b4l1vf0000001o8q.html)

 様々な盛り上げ企画を実施し、開催市としての機運醸成に尽力していることが伝わりました。

  盛り上げ企画を実施し、どのような反響・手応えがありましたか。
  「富士山勝負メシコンテストは42品もの申し込みがあった他、4,000票近くの投票がありました。富士山勝負メシとして選定された品の多くは対抗戦当日にスタジアムで販売されます。ぜひ観戦しながら記念料理に舌鼓を打ち、楽しんでほしいと思います。ソフトボールを観戦する最初のきっかけが「美味しい物を食べたいから」でもよいと思っていますし、そこから裾野が広がっていったらよいなと思います。
  学生の外野自由席招待は上限近くの申し込み、エスコートキッズやオンユアマークスは上限を大幅に超える申し込みをいただいています。」

〈試合当日に向けた意気込み〉

 7月6日に本試合を見に行く人や、これから見に行こうか検討している人に向けた、試合の見所などを教えてください。
 「富士山スタジアムは3会場の中で唯一のソフトボール専用球場であり、他の会場と比較して、選手がプレーするエリアまでが近いです。選手の熱気や迫力を最も体感できるのは当会場ではないでしょうか。
 女子ソフトボールは2028年ロサンゼルスオリンピックでの競技復帰が決まって います。1996年アトランタ、2000年シドニー、2004年アテネはアメリカが、2008年北京、2021年東京は日本が優勝しており、両国が最大のライバル同士であることは間違いありません。世界トップオブトップの試合を富士宮市で開催できることは本当に栄誉なことであり、身が引き締まる想いです。」

 担当者として、試合に向けての意気込みをお願いします。
 「観客の方には観に来てよかった、代表選手にはまた富士山スタジアムでプレーがしたい、主催者の方にはまた富士山スタジアムで大会を開催したいと思っていただけるように、万全の準備を進めていきたいと思います。
 日本が世界に誇る山、富士山のお膝元である富士宮市で日米対抗ソフトボール2024第2戦が開催されます。ぜひ足を運んでいただき、世界最高レベルの熱戦をご覧ください。」

 朝夷さんの話を伺い、このような規模の大きな大会を誘致するまでの尽力、本試合向けた機運醸成企画による市全体の盛り上がりを感じました。
 「日米対抗ソフトボール2024」第2戦は当日までチケットの購入が可能です。この機会にぜひ世界トップレベルの戦いを、富士山スタジアムで観戦してみてはいかがでしょうか。
 また、富士宮市担当者の、本試合終了後の感想や、富士宮市で行っているソフトボールに関しての取組などについても掲載予定です。ぜひご覧ください。
(富士宮市HP:
http://www.city.fujinomiya.lg.jp/citizen/b4l1vf0000001gm8.html)
(日本ソフトボール協会特設サイト:
http://www.softball.or.jp/nichibei2024softball/)