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xRに興味があったので、Interop/DSJがちょっと面白かった件。

今かかわっているお仕事が社内SE的なこと、というのもあり6月12~14日に開催されていたInterop Tokyo 2024・DSJ(Digital Signage Japan)を覗いてきた次第。

Interopってなんぞや?という人に簡単に説明すると、インターネットに関する技術展示会+講演会。
基本ビジネスイベントなのですが、最新のネットワーク機器やセキュリティに関する各社の製品・ソリューション(≒サービスと製品を組み合わせたもの)の紹介がされているイベントです。

具体的にどんなイベントなの?を知りたい人は下記のリンクから参照いただくとして…

仕事で巡ったブース以外で、個人的に興味を惹かれ、また聴講したのはApple Vision Proに関する講演でした。
Apple Vision Proは国内価格が60万円、というVRゴーグル何台買えるの、というようなお値段ではありますがAppleが「空間コンピューティング」と称するだけあってAR技術含めたチャレンジ精神はものすごいものを感じたり。

6/14の講演、「空間コンピューティング時代のメディアとは?  Apple Vision Proが拓く スマホがなくなる日」より

ただ、当日の会場の電波状況もあり実際Apple Vision Proでどのような表示、動作がされるのかの実演はごく一部にとどまっていました。ただ、ディスプレイから相当鮮明な画像だろうなというのは推し量れる状態。実際のスペックだとMetaQuest3の1.5倍以上ということだそうで。

6/14の講演、「空間コンピューティング時代のメディアとは?  Apple Vision Proが拓く スマホがなくなる日」より

講演の中で触れていたのは、(空中に画面を浮かび上がらせる)空間コンピューティングが今後当たり前になる時代が来る、と。それは携帯電話がショルダーホンからスマホまで進化したのと同じ道筋をたどるだろう、という内容がありました。
これと似たような話どこかで聞いたような…と思ったら、2年前に出た「メタバース進化論」(著:バーチャル美少女ねむ、技術評論社、2022)でVRゴーグルとメタバースの関係で述べていた内容。

AppleVisionPro、意図的かどうか知らずかPRなどでxRやメタバースの言葉を一切使っていないことを有識者も多数指摘している、と聞きますが、既存のものの延長線で捉えないでほしい、という思惑なのでしょう。
実際のところ、今から15~20年前、ガラケー時代に現在のスマホのような楽しみ方を想像できたか…と言われると回答に窮するのと同様、15~20年後は現在想像できる内容とは全く異なる形でxRが日常的に活用されている時代が来るかもしれないし、来ないかもしれない。
筆者がぱっと想像した範囲では、例えば駅のコンコースでホームに上がる手前にふわっと発車標(的な)表示が現れてどこに行けば分かる…的なものですが、たぶんその数歩以上先に未来はあるのかな、とも思います。

ちなみにAppleVisionPro関係だと登壇者4人全員がAppleVisonProを装着し語る謎の講演もありました。TwitterXではそこそこ写真が上がっていたようですが…これはこれで面白かったんですがまぁそれはそれ。


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