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【通勤電車の詩】たくましく育て
夕暮れの帰宅電車の中だった。
隣の席に若いお母さんと3歳くらいの可愛らしい女の子が座ってた。
女の子はお母さんにたどたどしい口調で何かを伝えていた。
何の話かはわからないが、お母さんは女の子の顔を見ながら、ふん、ふん、と言って聞いている。
女の子はなおも話し続ける。
そして一通り話し終えた後に、お母さんが女の子に向かって驚愕の一言を放った。
「何言うてるかわからん」
女の子は笑っていた。
たぶんその子はたくましく育つだろう。
▼「通勤電車の詩」はこんなふうに生まれました▼
「通勤電車の詩」を読んでいただきありがとうございます。 サラリーマンの作家活動を応援していただけたらうれしいです。夢に一歩でも近づけるように頑張りたいです。よろしくお願いします。