私の履歴書 齋藤隆太(3) 2度目の挫折
こんにちは!
斎藤隆太です!
今回も「私の履歴書」の連載名をお借りして、僕の半生を振り返っていきます。
前回はこちら♪
検事を目指して法律サークルに
プロ野球選手の道を諦めた僕が次に目指したのは検事でした。
理由は簡単、中学生時代に好きだったドラマ『HERO』の木村拓哉さん演じる主人公・久利生公平への憧れからです。笑
また、幼少期から推理モノ(ホームズ、乱歩、コナン)が好きだったので刑事事件などに携われる仕事に魅力を感じていたのもあります。
そうして第2の目標に向かって歩みを進めるべく、法学部法律学科に入学して、友人と一緒に法律サークルに入りました!
ちなみに、法律サークルと聞くと勉強ばかりやってる集団に思われるかもしれませんが、実態はそんなことはありません。笑
勉強会の企画や試験対策冊子の作成もしますが、コアで携わるのは一部の人のみで基本的にはオールラウンドサークルのように飲んだり遊んだりしていました。
(当然僕は、勉強会ではなく飲み会企画の役職につきました。笑)
そこで多くの仲間ができ、先輩にも可愛がっていただきながら楽しく学生生活をスタートすることができました。
その時の同期とは今でも繋がっている人が多く、一生モノの人間関係を築くことができたのは本当にありがたいことでした。
法律漬けの日々と葛藤
大学1年生の冬、先輩の誘いもあって10名ほどのサークル代表メンバーに選んでいただいて学校対抗の法律討論会に参加しました。
伝統もある大会で、2月の本番に向けて12月から資料収集や勉強を開始するほど本格的に取り組んでいました。
先輩やロースクールに通われているOBの方々が指導に来てくださる中で、1日12時間以上勉強し続ける日々が続きました。
受験勉強でもそこまでの勉強量をこなしてこなかった僕にはなかなかハードで、体力的にも気力面でも疲弊していきました。
さらに責任者も務めていたため、同期でのチームづくりや先輩・OBとのコミュニケーション、ご指摘への対応などと心を遣う仕事も多く、今思い返してもかなりナーバスになっていました。
その極限状態の中で、「検事になってこんな生活が続くとしたら、その人生は理想なのか」「そもそもそうまでして、なんで検事になりたいのか」というもやもやがどんどん強くなっていき、なんで毎日頑張っているのかわからなくなってしまいました。
今の努力の先に理想がない。そう感じてしまうと、目の前の努力も苦痛になってきてしまうものです。
なんとか大会までは責務を果たしましたが、結果も振るわず。結局討論会からはその大会をもって離れることにしました。
それはすなわち検事への道を諦めることでもあり、大学2年生を前に人生2度目の挫折を味わったのです。
しかし、今思うとこの挫折はとても必要な経験でした。
この想いがあったからこそ、「本当にやりたいことは/為したいことはなんなのか」を考えるようになったのです。
そして、大学2年生夏のサークル引退後、いよいよ僕の軸となるスポーツビジネスの世界に飛び込んでいくことになるのです。
今回はこの辺で。
それではまた!
齋藤隆太