🔰いちごつみ

遊佐さん(@tssae_ )と私にとっての初めてのいちごつみをしました！！
構成は遊佐さんが作ってくださいました、ありがとうございました🙇🏻‍♀️🙏🏻

いちごつみ難しい……

奇数首:ぺちか(@sei____0218)
偶数首:遊佐さん(@tssae_ ) pic.twitter.com/YeQmoIg4YB

— ぺちか (@sei____0218) February 9, 2024

今回、遊佐さん(＠tssae_)といちごつみで遊んでいただきました！
私にとって、初めてのいちごつみだったので説明からしていただき、大変ありがたかったです…ありがとうございました！
画像構成もしていただきました。重ねて、ありがとうございます☺︎
今回は10首、私は奇数首を詠みました。
10首全部の感想ですので、解釈違いがありましたら申し訳ございません！

【1】今日よりも、明日だなんて自信ない　明日は靴擦れするかもじゃん。
　1首目、めちゃくちゃ難しかった！
私はいつも短歌を詠む時に、自分が目にしたことだったり、感じたことだったり、
とにかく自分の感情の中で詠んでるので、こういう無制限にあるゼロの状態から
何かを詠むのがめちゃくちゃ難しかった！「どういう路線で行こう…」となった結果、
1首目からなんか暗くなりました。
よく言われてるじゃないですか。「昨日よりも今日、今日よりも明日」とか。
アイドルとかも言ってるイメージ。
もちろん、それができればいいんでしょうけど、毎日そんな頑張れるわけじゃないし、
そんな向上心持って生きてるわけでもないし。
今日は幸せなことがあっても、明日は階段で足滑らせるかもしれないし。
休みの今日より仕事の明日がいい日になるわけないし。
そんな暗い気持ちの短歌でした。ちなみに靴擦れって出てきたのは、
Aぇ! groupがアンバサダーしてるFILAのスニーカー履いてたら、履きジワで足の甲が激痛になったのを無視して歩いてたからです。やっとマシになってきました。

【2】靴擦れに爪を刺されるようだった私の生きた道というのは(靴擦れ)
　偶数首、遊佐さんの短歌です。
私個人的に、靴擦れって我慢できない痛みじゃないんですよ。
個人差あるとは思うんですけど。日常生活は送れるんです、痛いけど。
そこに爪を刺されるチクチクしたような痛みって気になるんですよね。
しかも靴擦れって全然治らないし。人って歩くし。
人生ってそんな感じがします。
でっかい幸せな出来事より、でっかい嫌なことより、ちっちゃい細々した鬱憤が
1番日常に積もって頭から離れないんだと思います。

【3】下向いて目に入るのは爪の色　いい色塗ったな、上がる口角(爪)
　私の趣味がネイルなんですが、ネイルしてるといつも爪ばっかり見ちゃうんですよね〜
仕事柄ネイルができないので、休みの日にネイルチップを作っては出かける際に付けています。
例えば、気分が下がって下を向いたとしても、ネイルが可愛ければ｢いい色塗ったな〜」とニヤニヤしちゃいます。
下を向くのも悪いことじゃないなと思う短歌です(後付けです、ネイルが好きだよってだけの短歌です)

【4】口角を人差し指で押し上げる鏡の中の私が笑う(口角)
　笑ってるように見えて、ちょっと影があるのがすごく好きな短歌です。
わざと自分を無理矢理笑わせてるし、自分で意識的に口角を上げてしまえば、それなりに笑えるんですよね。すごく共感しました。
鏡は自分を映していますが、その鏡を見て自分をある程度変えて社会に順応できるようになるのが大人なのかなと思ったりはします。

【5】｢美しさ｣鏡に聞いては見てるけど　答えとしては｢好み｣が欲しい(鏡)
　白雪姫でお妃様が｢鏡よ鏡〜｣って聞く有名なセリフあるじゃないですか。
私的に、鏡って言われて1番に思い出すのがあのシーンなんですよね。
断トツで鏡を見るのは化粧する時ですが、鏡に聞いて｢世界で1番美しい｣って
言われるのもいいですよ？綺麗に越したことないし。
でも、推しだったり好きな人だったりの好み教えてもらえる方が嬉しいよな〜と思います。

【6】答えってどこにあるのか知らなくておんなじ道をぐるぐる歩く(答え)
　哲学的な答えとか、「これです！」って分かる答えじゃないものってどこに行けば
教えてくれるのかも、どうすれば分かるのかも、自分では知らないんですよね。
でも、今まで生きてきた方法しか知らないから、同じ道を辿って、サイゼの間違い探しくらい真剣に同じ道の端っこを目を凝らして見るしかなくて、一本違う道入ればいいんじゃない？なんて、数年後とかにしか分かんないんですよね。
ミスっちゃったこととかも、もう戻れないのにどうすれば正解だったのか、
夜中にめちゃくちゃ考えたり。
答えの出ない問いって考えてる途中で分かってるんですよね。
｢あ〜これ考えても埒明かんな〜｣って。
いっそ答えあってくれたらいいのにって事が余りにも多すぎる気がします、世の中

【7】ぐるぐるに塗りつぶした落書きは　君にほんとは言いたかったこと(ぐるぐる)
　道の方が個人的には作りやすかったけど、どうしてもぐるぐるで作りたかったです。
本音を話せることってなかなか無いとは思いますが、相手を思いやると余計に。
でも、言いたいことって、私は画用紙に書いてある本音をぐるぐる消して、その上から
別の言葉を書いてるイメージなんですよね。
ぐるぐるってどうしても全部消せるイメージがなくて、線と線の隙間から下の文字が
覗いてるイメージ。
推しにも言いたいけど言えないことってありますよね。
ちなみに私が今末澤さんに言いたいことは
『久しぶりに金髪が見たいよ〜！！！！！』です。

【8】落書きを芸術品と言い張って廊下の目立つところに貼った(落書き)
　これってどっちなのかなって思いました。
｢自分」の落書きを｢これすごいよ！｣って無理矢理貼ったのか、｢誰か｣の作品を
｢これはすごいよ！｣って無理矢理貼ったのか。
私は前者で取りました。自分ではちょっとすごいと思ってることも
誰にも褒められないから、自分で褒めなきゃやってられない。
大人になると褒められる回数って減りますよね。
自分で自分のご機嫌を取るのも大事だなと思います。
私は普段自分で見たものだったりをテーマとしして詠んでるので、こういうどうにも取れますよっていう短歌を詠めるのはすごいな〜と思いました。
ちなみに、歯医者で20歳超えて歯磨き褒められたことはさすがに恥ずかしかった。

【9】｢花丸のシールを貴方に貼ったげる｣ 最後に聞いたの、いつだったっけ。(貼った)
　私ってやっぱり句読点好きだな〜となりました！
関西人なので、｢〜してあげる｣が｢〜したる｣とか｢〜したげる｣になるんですよね。
標準語もそうなのかな？
今思うと、全文関西弁にしても良かったな〜。
これ書きながら思いました。
私は小学生の頃に、自主勉をしてくるとシールを貼ってもらえるというクラスの文化がありまして、それに毎日勤しんで参加してたタイプです。
花丸に限らずご褒美シールって、小さい頃は割とどこでも聞いてたんですけど、
最後にそれ聞いたのいつだっけな〜とふと思いました。
割とお気に入り短歌です。
目に見える形でご褒美もらえるのはいいですよね。
普通に褒めてもらうのも嬉しいけど。
　　｢花丸のシールを貴方に貼ったげる｣ 最後に聞いたん、いつやったっけ。
全文関西弁Ver、置いときます。
句読点、人がぽつぽつ呟いてる感があって、それがすごく好きで私は多用しています。
独り言がTwitter(現X)なタイプの人間です、私。

【10】最後にはみんなしあわせ ほんとうに？めでたしなんかで終わらせるな
　いっっっちばん！！！！好きな短歌です！！！！！！(熱量)
そもそも私は末澤さんと同じでおとぎ話大好き系人間なので、｢めでたし｣って言葉が
すごく物語を感じられて好きです。
物語って大体悪役がいるので、そいつはめでたしになってないんですよね。
桃太郎の鬼だって、金銀財宝ぶん獲られてるし。
そういうやつらからしたら、勝手に｢めでたし｣で話終わらせられてたまったもんじゃないですよね。
まぁ、先にやり出したのは悪者の方かもしれないけど。
この短歌、ひらがなが多くてすごく柔らかい雰囲気なんですけど、言ってることは
懐疑的でおとぎ話みたいなふわふわ感が無くて、ちょっとダークですごく好きです。
あと、最後である10首目に「めでたし」の短歌を詠まれてるのがすごく刺さりました。

以上、10首の感想でした！
見当違いな感想を言ってるところもあるかと思いますが、遊佐さんご容赦ください…
(これ読んでくださってたら万々歳です)
初めてのいちごつみ、とっても楽しかったです！
いくつか制約がある中で詠むのはやりがいがありました。
またできるといいな〜と思います！
今年はいろんな人と短歌で遊べたらな！いいな！
絶賛社畜人間なので、なんかアイドル短歌以外詠むと暗いなという印象ですね。
でもちょっとばかし暗い方が人間味があっていいですね。
終始明るい人間なんてそれはもう神ですから。
…神も暗い時あるか。
なにはともあれ、ここまで読んでくださってありがとうございました！
楽しんでもらえてましたら幸いです！