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蓮ノ空のオタク、3回目の金沢旅行(後編)

 テーマが連続しているので、前編を先に読んでくださるとうれしいです。  今回も伝統をキーワードに、劇中で描かれた場所という意味での聖地に限定せず、金沢という土地と蓮ノ空の物語の重なりを考えていきます。  全然関係ないことも考えます。  3日目 にし茶屋街、ひがし茶屋街について調べていると、かつて金沢には東、西、主計町の他に「北廓」という遊郭が存在していたことがわかります。  東、西、主計町はご存知の通り、三大茶屋街として観光地となっています。  きた茶屋街はありません。

    • 蓮ノ空のオタク、3回目の金沢旅行(前編)

       三連休を利用して蓮ノ空の聖地、金沢に行ってきました。  つい先日スタンプラリーに参加したのと、去年の夏にも訪れているので、今回で3回目の訪問です。  作品に登場した主要な舞台はこれまでの訪問でおおよそ回っているので、金沢という彼女たちが暮らしている街と、そこで物語が紡がれている意味について考えながらの旅行になりました。  いわゆる聖地とは異なる場所が多いのですが、今回の旅行で、蓮ノ空の物語は金沢という土地の物語と深く共鳴しており、舞台設定に必然性があることを強く実感したの

      • スリーズブーケの歌詞を読む

         スリーズブーケの楽曲、特に歌詞が大好きで、楽曲を聞いたり、歌詞カードを読んでみたり、オタクなりに口ずさんでみたりすると、好きなポイントについて気づきがあったりする。  今回はそのポイントについて、あえて蓮ノ空の物語やキャラクターに踏み込まず、歌詞と楽曲そのものに注目し、なぜこんなにも魅力的に映るのかを考えたい。  また、この文章は作詞者(現実、作中どちらも)の意図を探って的中させることを目的とするものではなく、最終的に出力されたテクストがどう受容され得るのかを分析するも

      蓮ノ空のオタク、3回目の金沢旅行(後編)