習作1(その24):怖いの嫌だ

短文を書きました。小説の一項になるにはどうすればよいかアドバイスをください。

怖いの嫌だ

こんなことをいう人がいた。
「50歳を過ぎたら、普通の仕事はなかなかないですよ。
今、世の中DXの仕事は多い。年寄りにコードを書けとは言わない。
プロジェクトの進捗管理くらいはできるでしょ。DXの案件が多すぎるんだ。
進捗管理でもらえる額は多くはないが、3つくらい掛け持ちでやればひとり分になる。」
年寄りにとっては、1案件の進捗管理だって大変だ。それを3つも。
これまでも社会人をやってきたから、一般的な進捗管理はできるつもりでいる。でも、求められるものがそれなのかどうかもわからない。プロのやり方があるのではという気がする。
出来るつもりでやっていて、「それはやり方が違う。」と否定されるのが怖い。
「ほんとは、年寄りだって、何か持っている。それを引き出してあげたいが、なかなかそれができない。ある程度は、助けられるから、やってみたら。
中には、すごいノウハウを持っている人もいるんですよ。会社をV字回復させるとかね。新規事業を成功させたとか。
そういうの持ってないでしょ。
だったら、しんどい仕事をするしかないよ。つらいけど。
逃げ切らなきゃいけなかったんだ。逃げ切れなかった奴は、走り続けるしかない。しょうがない。
進捗管理のプロになればいい。今までやったことはないかもしれないが、それもリスキリングだ。」
そんなリスキリング、全然楽しくない。怖いだけだ。
怖くないリスキリングにしてくれよ。
「食っていかなくちゃいけないから、やれるとかやれないとか、できるとかできないとか言ってられないでしょ。最初は、失敗したって大丈夫だよ。リカバリーできるから。」
励ましてくている。



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