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日向神話の話

 神話は戦後GHQから、武道、武士道と共に学校教育から禁止されました。神道を中心とした皇国史観や帝国主義に繋がっていったという考え方からです。
 それにより、戦後80年近くたっても、学校で日本神話を教えるようなカリキュラムは有りません。私は、これは非常にもったいないと考えます。日本神話には、日本国の成り立ち、我々日本人の精神的ルーツが刻まれていると考えるからです。
 我々日本人は何者なのか、考えるヒントが沢山あるように思うからです。そして何より物語として、面白いです。
 戦前は学校で神話はどれくらい教えていたのでしょうか。私の母は戦前に教育を受けたため、神話はよく知っていました。日本は高天原から降臨したニニギノミコトを祖とする神の国であると教育されていました。歴代天皇の名前を神武天皇から昭和天皇まで諳んじる事が出来ました。けれども、私は神話を日本の皇室を中心とした歴史として、教えたのは間違いだったと思っています。歴史でなく国語の教科書で教えるべきだったと思います。神話は神話、歴史は歴史として別々に教えなければいけなかったと思っています。そうすれば、昭和天皇の人間宣言などは、必要なかったと考えます。
 天孫降臨の地、宮崎に生まれ70有余年、身近に「古事記」「日本書紀」に由来する伝承地が沢山有るなかで、気にすることも無く生きてきました。あるとき「古事記」を読み始めたときに、身近に伝承地や由来の地名が沢山有ることに気づきました。いったい誰が、日本国中を巻き込んだ、壮大な物語を作ったのでしょうか。知ればしるほど、面白く興味は尽きません。
 私の周りの日向神話の地を観光案内と共に、ぼつぼつと少しずつ紹介したいと思っています。だだし、私は学者でも無く、万葉仮名が読めるわけでもありません。解釈違いや間違いも多々有ると思いますが、それはそれとして笑ってお許し頂きたいと思います。
 私の拙文で日本神話に少しでも、興味を持ってもらえたら幸いです。

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