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今からサイトを始めよう!と思ってる方へ

今からサイト始めよう!とか思っている方向けに。こういう風に読者を思ってしまう化け物のような管理人が出来上がる可能性もありますよということで。

サイト運営に夢持ってる人には特に読んでいただきたい。

思ったことを整理したくてごちゃーっと書きますから、多少愚痴が入ったりするのはご愛敬ということでお願いいたします。

私はこの間、3年間続けて来たサイトを閉鎖した。

それなりに愛着のあるサイトではあった。ちゃんと、レイアウトとかも凝ったものとかにして、バナーなども苦労しながら結構頑張って作っていたように思う。

でも、私の愛着具合とは逆に、コメントが届かなくなった。最初から多くは無かったけれど。

それが、私がサイトを辞めた主な原因なのかもしれない。

私は18禁BLサイトを運営していて、しかしあまり人は入っていなかった。日にどうだろうか、700人強というところか。

ケータイ向けのサイトだった。ケータイ向けの18禁BLサイトでこの集客人数は少ない。ごくごく少ない。

それが言い訳とは言えないけれど、動いているサイトならば他のサイトはコメントがバンバン来ていて、私はそれが羨ましくて仕方なかった。

そして、思ったものだ。

「どうしてうちのサイトにはコメントが来ないんだろう」

とね。

苦肉の策で、プルダウンコメントを設置してみた。選んで、ボタン押して送信っていう簡単なもの。

それでもやっぱり、そのボタンが押されることは少なかった。

一応言っておくけれど、文はきちんとしている方だと思う。これでも、児童書大賞で暫定二位の最優秀部門賞を受賞しているので文章力の問題ではないはず。

少なくとも、ドアの開閉の音を

ガチャ

などで済ませたことは無い。擬音も極力使わず、とにかく丁寧に文を作って物語を書いてきたつもりだ。

文を作る力も、賞を受賞できたってことはそれなりに備わっているはず。ならば何故?

答えは、ハッキリ明確ではないけれどニーズの問題は多いと思う。私はとにかくマニアックなので、読者の琴線に引っかかるようなものが書けているとは正直思えてはいなかったけれど、それにしても読者の無視ぶりが我慢できなかった。

なので、警告のつもりで何度もブログに書いたことがある。正直に、自分の気持ちを乗せて書いた。

反応が無くて淋しいと。それ以外にも、いろいろと書いた。

だが、読者はそれをきれいに無視した。

無視して、黙って私の書いた小説を読み続けた。

それが、我慢ならなくなったのはいつ頃からなんだろう。

だんだん苦しくなっていって、話を上げるのもいやになってきて、人を羨むのも苦しかったし、とにかくどんどんと苦痛のレベルが上がって行った。それを、私はどうすることも出来なかった。

だがある日。

サイト3周年の挨拶を考えていたのだけれど、どうしても恨み言ばかりが出てきてしまい、サイトの挨拶は最悪なものとなった。そう、とうとう我慢できなくなったのだ。

読者の無視具合に。

そして、翌日。

その日は新しい話を上げなければならない予定の日だったのだけれど、私の心は猛烈にそれをいやがっていた。

この新しい話…私が頑張って書いた話、この話をあんなやつら(読者)に見せたくない。読ませたくない。

「どうしてもサイトに上げたくない」

これが、限界の言葉だった。

限界の私から漏れた、本音の言葉だった。

普通は読んでもらうのが楽しみ、というものだろうと思う。そして、感想をもらうのが楽しみ。それが普通なのだと。

私はその普通が受け取れない。

読者が取り上げている。そして、甘い汁だけ吸うだけ吸って、そのまま捨てて去ってゆく、ハイエナのようなやろうどもだ。そんなやつらに読ませる話なんてない。

翌日、3周年の挨拶をした翌日のことだ。

私はサイトの無期限活動休止をトップページに書き、姿を消した。

だが問題はその後で、その知らせを書いたその日からウェブ拍手がめちゃめちゃ押されるようになった。

けれど、それが押されれば押されるほど、私の心は黒く固まっていった。

心から言いたい。やつらに、読者に心から言ってやりたい。

「なにもかも、今さらだよ。今まで散々無視して読み漁っておいて、今さらご機嫌取りとか、イラつくだけだ」

ってね。

それでも、読みたい人は読めばいいと思って開店休業状態にして放っておいたのだが。

サイトを閉鎖状態にして心が収まるかと思ったのだが、思ったよりも問題は根深く私の心に巣を張っていて、イライラは募るのばかりだった。

なので、つい三日前ほどに完全閉鎖をした。どこのページも見れなくして読者を追い出した。

あんなやつらに見せる物語なんてないってね。

そしたら、今度はいろんなページからアクセスが相次いだ。ブログからだったり、リンクページからだったりとにかくいろんなページから入り込もうとしてくる。

それが、さらに私をイラつかせた。

そんなにまでして読みたかったら、どうして私のヘルプを聞かなかった。何度も救難信号は出していた。それを無視したのは他でもない、いま私の書いた物語が読みたいあんたらだろ。

まるでハイエナみたいだ。

美味いところだけを齧って捨てる、そして骨までしゃぶり尽すハイエナのようなのが読者だ。

私の好きなとある人がTwitterでこんなことを言っていた。

『結構前に売れない歌手が「引退しました」ってSNSに書き込んだ時「〇〇さんの歌大好きだったのに!」や「才能あるのに辞めるなんて勿体ない!」って書き込みが殺到したんだけどそれに対する歌手の返答が「辞める前に言って欲しかったです」だったのホントそれってなった。好きな人には好きって言おう』

と。

本気でそう思う。何度もSOSを出し、無視し続けた結果がこれなのだ。読者の自業自得だと私は思っている。今さら、何もかもが遅い。遅すぎる。今さら過ぎて、ただただ私はイラついている。怒っている。憤怒だ。

つい最近、以前やっていたホームページからの読者から誕生日のプレゼントをいただいた。

そこには、サイトは管理人の好意、厚意で見せてもらっているのであって読者がどうこう言っていい問題ではないと、こう書いてあった。それが理想だと思う。というか、サイト側は『見てもらってる』そして読者側は『見せてもらってる』というのが一番の理想だと思う。

だが所詮、理想は理想だ。

そう、ハイエナというのはただ普通の読者のことも指すがそれだけではない。私がサイトを辞めたいと思ったその訳はもう一つある。

それは、いちいち送られてくる文句の多さだった。

バナーが気持ち悪い、サイトのレイアウトが見難いから変更しろ、メインページの説明が長いからもっと簡潔に纏めろ。あと、サイト名の綴りにまで文句をつけてくるやつまでいた。リクエストに応えてもお礼は無い上に、さらに自分の欲求を乗せたリクエストをしてくるやつ。

何なんだお前ら。

何様だよ。

私は強くそう思った。文句のメッセージしか送られて来ない日々。それにいちいち傷つく自分。

物語に文句をつけられるのは仕方がない。そう思うが、その他の付属に文句を言われる筋合いはないのだ。私はそう思っている。

日々送られてくる文句ばかりの毎日。

新しい話を上げても反応が殆ど無いサイト運営。

もう限界だと思った。これ以上は無理だ。こんな、身にもならないことでこれ以上大切な時間を潰したくない。

――それよりも…私の物語を、サイトに来るやつらに読んで欲しくない。

この思いが一番強い。今でも強い。

お前らに読む資格なんてない。

私の3年間のサイト生活を、苦労を、痛みを、苦痛を、涙を返せ――…

今すぐに全部、返してくれよ。

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