100 これまで、そしてこれからのはなし

 「しん・まんまるびより」100本ノックとしての、すべてのはなしが出そろった。思えば、これだけおもしろくないはなしをずっと書き続けてきたことになる。ツイッターやサンマルクカフェ、都市構造や天気と、多岐にわたりながらひとつも身になっていないはなしをここまで書き続けられたのは、ぼくのスキルだけではなく、この場と、読んでくれるみなさんあってのことである。この場で改めてお礼をしたい。


 何度か書いており再三再四になるかもしれないけれども、今回はそういった理由から、これまでとこれからについて、少しずつはなしをしたい。


 これまで、ぼくは自分がなんであるのかを重点的に振り返ってきた。それはひざのうらはやおの歴史のみならず、ぼくがぼくでありつづけるための、いわば「再起動」を促すためのものであった。結局のところ、元のひざのうらはやおを完全に「再起動」させることを断念したが、ひざのうらはやおがひざのうらはやおたる文章を書くほどにはどうにか「起動」できたように思う。
 また、休止時には想像もつかない事態に変容してしまった昨今の情勢と、それに伴うぼくのプライベートの関係もあいまって、現時点では来年夏の復帰を予定していたが、その復帰時期を変更するかどうかを検討している。本来であれば来年はオリンピックの喧噪から離れ、のびのびと活動を再開できる予定であったが、昨今の事情から延期になり、場合によっては大規模イベントの大幅な日程変更や中止が考えられる。そうなると、従来と同じように対面による頒布をメインとした活動を行うと、復帰しても肝心のイベントに出ることができない、という結果になってしまう。また、同時にオンラインイベントも結果的にぼくはある程度参加している。そのため、休止と復帰の境界が非常に薄いものとなっていることも事実だ。


 さらにいえば、課題作と決めたものも、この「しん・まんまるびより100本ノック」含めてあらかた完成へと向かっている。そうすると、復帰まで1年以上ある期間にこれらの原稿を「発表できない」というところがあらゆる部分で同人活動として大きな負の影響が懸念される。そういった観点から、来年夏か、もしくはそれよりも早い段階での復帰を検討している。このご時世、少しでも団結して場を広げていく努力をしなければ、おそらくぼくらが活動できる場はなし崩し的に縮小せざるを得ないだろう。だからこそ、プライベートとのバランスを今まで以上に慎重にとりながら、ぼくは徐々に復帰へと足を進めていきたい。
 というわけで、しばらくの間BOOTHのサイトをあけておこうと思っている。既刊しかなく、また諸事情により取り扱っていないものもあるが、匿名で配送ができるので、もし気になるならば見てみてほしい。

 また、課題作ではないものを、本というかたち以外で発表する可能性があるかもしれない。たとえばこのnoteという場を使って小説を連載する、なんてこともやってみたいと考えてはいる。カクヨムに新作をあげてもいい。そんな感じで、ここまで自分が決めたことを守りつつ、少しずつ前に進めるかたちで、みなさんとかかわりつづけられたらと考えている。

おすしを~~~~~よこせ!!!!!!!!おすしをよこせ!!!!!!!よこせ~~~~~~!!!!!!!おすしを~~~~~~~~~!!!!!!!!!!よこせ~~~~!