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懺悔ではなく、うまくいったことを発見し再現するのです! (ふりかえりAdvent Calendar 2019)

はじめまして。まえしょうです。
ふりかえり Advent Calendar 2019 の3日目の記事になります!!

最近、めっきり冷え込んできましたね。
キーボードを叩く指先が・・・ってそんな話はよくて。

今回は、ふりかえりが懺悔大会になってしまう、そんな方へ向けた内容です。

| 懺悔大会

例えば、KPTだとして、、、Keep, Problemが

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な感じで、Problemばかり。
繰り広げられる。

• あぁ、だめだったね
• これもだめだった
• それもよくなかった
• 俺たちはなんてだめなんだ
• 解決しなければ
• いや、お前が悪いんだろ!
• いや、そっちが・・・

悲しみ。
喧嘩にならないまでも、けっこう多くて、「ふりかえりするよ」っていうと結構な人がネガティブ面にフォーカスしてしまうんですよね。

| ふりかえりは、勇気をもらうプラクティス!

私がふりかえりが大好きになったのは、目的をちゃんと認識したときでした。
引用: 天野勝 - プロジェクトファシリテーション実践編 ふりかえりガイド

1. チーム全体が、行動可能な改善策を探し、試す勇気を得ること。

仕事やプロジェクトを進める中で、 勇気を得るための行いがあるって素敵じゃないですか?
そして、こう続きます。

2. チーム全体が、これまでの行動を思い返し、新たな気づきを得ること。
3. チーム全体が、やってみてうまくいった行動をチームに定着させること。
4. チーム全体が、メンバーの多様性を受け入れ、信頼関係を気づくこと。

さて、懺悔大会は、

• 私たちに勇気をもたらすでしょうか?
• 気づきにつながっているでしょうか?
• うまくいったことを定着させられているでしょうか?
• メンバーの多様性を活かし、信頼関係を築く場になっているでしょうか?

なんか、違う気がしませんか?

| だから、、、うまくいったことを探すのです!!

生きていれば、良いことは絶対あるし。しかも、みんな頑張ってる。
なにかしらよかったこと、うまくいったことはある!
それを見つけてあげるのです。目を向けてあげる。

というわけで、前フリが長かったですが、個人的なコツです。

1. ProblemからKeepを出してみよう
2. Keepを他の人に聞いてみよう
3. Keepを深堀りしてみよう

1) ProblemからKeepを出してみよう

Problemがたくさん出る懺悔大会も、、、ちょっと見方を変えれば。

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こんなにKeepが!!!!
「浅い!」とか「そんなんでいいの?」という感覚もあるかもしれませんが、懺悔大会から学びは発生しないので、こっちのほうが100倍いい! と思ってます。(最初はね。)
懺悔大会になりがちなチームでは、

• リフレーミングがうまい人を入れる
• Problemが出揃ったところで、そこからKeep抽出の時間を設ける


みたいな工夫をしたりしてます。

2) Keepを他の人に聞いてみよう

めちゃくちゃ恥ずかしいですが・・・、慣れてくるとかなりいい感じになります。

• 今週の私、なにがよかった?
• この企画どこが良いと思った?
• プロジェクトで私が役に立ったのってどこかな?

単純に褒められると嬉しい o(≧∇≦)o というのと、

• 周りの認識している自分の価値がわかるから
    └ 良くも悪くもズレてたりする
• 相手の期待していることを把握できる
    └ え・・・そんなところ見てたの!?
• 期待値を超えるヒントをもらえる
    └ 「XXよかったよ」
            →「もっとよくするには、どうするのがいいかな?」
            → 「あ~、〇〇が残念だったかも」

他己分析的なことができます。

3) Keepを深堀りしてみよう

最初に出てきたKeepは浅くても、深堀りして磨けばよいのです!

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ポイントは、

• なにが理由でGoodな結果になったのか
• なにがきっかけになったのか
• 他にも活かすとしたらどうすればいいか

を考えてみることです。

| おわりに

ふりかえりは、過去から学び、気づきを得て、うまくいったことを定着させ、メンバーの多様性を推進力に変え、なにより勇気を得る活動です。
あ、、、懺悔大会かも、と思ったら、騙されたと思って

1. ProblemからKeepを出してみよう
2. Keepを他の人に聞いてみよう
3. Keepを深堀りしてみよう

どうぞ。

| 参考

天野勝 - プロジェクトファシリテーション 実践編 ふりかえりガイド
ふりかえり Advent Calendar 2019

ご支援は新鮮なお野菜に変わり、やがて文章となる見込みです。