同じくお菓子に例えるなら、3つの味がきれいになじんだバームクーヘンのよう ~『雪の下にんじんでストレスを解消する』を読んで
こんにちは!
メモ魔塾特進科「孔明クラス」のおかまりです。
現在、メモ魔塾特進科開催されている「Mリーグ」。
私は、「他のクラスの方のnoteを読んだ感想や気づきを、勝手に取り上げてシェアする」という方針でnoteを書いています。
本日取り上げるのは、タレスクラスのこちらの記事。
この記事が「すごいな。取り上げたいな。」と思った理由は2つあります。
❶【ストーリー】×【レシピ】という構成
よく、「異なる要素を掛け合わせると、新しいものが生まれる」といいますが、まさにそれが上手に使われているなと感じました。
お仕事の話だけでも、雪の下にんじんでケーキを作る話だけでも、きっとそれぞれ興味深かったと思いますが、掛け合わされていることで、読み物としてのおもしろさ・新しさが際立っているのではないでしょうか。
(ちなみに、普通のにんじんではなく、「雪の下にんじん」としているのも、すごいセンスだなと脱帽しました。)
❷「今の状況(具体)」と「にんじんケーキのレシピ」と「転用」が絶妙な混ざり具合で書かれている
そして、それぞれの話の、適度な細かさと絶妙な混ざり具合。
「どういうわけか知らないが、普段よりヘビーな仕事があるときは、なぜか同じタイミングで他にもやるべきことがいくつも重なってしまう。」
から始まる仕事の記述は大変共感できるし。
くるみを空焼きにするオーブンの設定温度や、にんじんの分量、卵の泡立て具合など、具体的に書かれていて、わかりやすいレシピサイトそのもの。
これらがきっちり分けられているでもなく、ふいに交互に現れる。
人の思考回路って、けっこうそういうところがあるから、違和感なく追いかけられました。
そして、極めつけは、最後のほうのこの記述。
(引用)
きっとそれはなんでも同じで、自分は自分のやり方でしかやっていけない。
誰かと同じである必要はない。
自分のできることを、自分なりの精一杯でやっていけばいい。
プレッシャーの中でつぶれそうなときは、体が動くなら手を動かして、何か作ってやっていく。
体が動かないほど疲れているならしっかり寝る。それでまた作る。
「あぁ、これはきっと転用だ…」と。
この記事の本質は、ここに詰まっているのではないかとわたしは感じました。
(記事を書かれたayuka_hitさんは、ここを本質だとは意図していないかもしれません。わたしがそう受け取った、という主観的な感想です。)
この文章の後にも、作る過程の苦労とか、にんじんケーキの出来栄えとかを混じえているのですが、それがこの部分の「結論感」みたいなものを抑え、ちょうど良い具合にしている。
なんて上品で、絶妙で、巧みな文章なんだろう。
わたしはけっこう、なんでもきっちり分けたがるクセがあるので、その混ぜ加減に脱帽しました(本日2回目の帽子脱ぎ)。
みなさんもぜひ、ayuka_hitさんの記事を読んでみてください。
≪クラス長による孔明クラスの戦略はこちら≫
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