見出し画像

卒業~新たな時代を切り拓くリーダーに期待

3月に入ると春の陽気とともに、卒業式と思しきフォーマルウェアを身に纏った保護者の姿をあちらこちらで見かけるようになりました。実際、県内ほとんどの中学校や高校では今週卒業式が行われたとのこと。

私立高校では、一度はコロナの影響で延期された卒業式が、今日、挙行されたそうです。ニュースによると、卒業生一人につき保護者の出席は一人に絞られ、卒業証書の授与も代表者のみ。恒例の紙吹雪も中止。感染予防対策を徹底した上での式だったようです。とはいえ、高校生活を締めくくる大事な一日として、卒業生一人ひとりの思い出の記憶に深く刻まれることを願いたいと思います。

国内で新型コロナウイルス感染症が確認されてから2年以上が経過しました。卒業生たちの3年間の高校生活のほとんどがコロナ禍であったということ。修学旅行や文化祭、体育祭、部活動など、楽しみにしていた数々の行事も我慢を強いられ、2度と来ないであろう貴重な3年間を、思う存分に過ごせなかったことは、心残りも多かったことでしょう。

ただ、コロナによって社会は大きく変化し、これまでの常識が通用しなくなってきています。「どうせ変わらない」と諦めかけていた悪しき慣例や習慣が一気に見直されつつあるのも事実。前向きに考えれば、そんな時代の大転換期に、高校を卒業して社会人に、あるいは進学して学問や研究に打ち込める環境を得るということは、新しい時代を切り拓くリーダーになるには絶好のタイミングで、その挑戦権を得ている若者たちとも言えます。

遠慮することなく、新しい時代の先駆者として、力強く羽ばたいてほしいものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?