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選手にみるイマドキの強さ

北京オリンピックが始まりましたね。昨夜の開会式は観ていませんが、ネット上ではなかなか好評のようですね。コロナ禍の大会で制約も多いのでしょうが、大いに盛り上がり、選手たちの最高のパフォーマンスを期待したいものです。

とはいえ、冬季オリンピックは夏季以上に馴染みの薄い競技が多いのも正直なところ。日本勢でメダルが期待されているスノーボードもその一つですね。『女子スロープスタイル』の予選に熊本県出身の鬼塚雅選手が出場していたので、しばらく眺めていました。その技の違いはよくわからないものの、選手たちの豪快なジャンプと回転、スピードに圧倒され、目が釘付けになってしまうほど、やっぱり観れば面白いですよね。

その中で私がびっくりしたのは、スタート直前の選手たちの様子。最高のパフォーマンスをしようと、さぞや集中力を高めているのだろうと思いきや、コーチらしき人と談笑したり、スマホで音楽を聴いたり・・・・・・。スタート前にはそのスマホを預けるものだと思っていると、おもむろにポケットにしまい込み、ちょっとその辺まで出かけるかのようにスタートしていきました。リラックスすることで最高のパフォーマンスにつながるのかもしれませんが、「イマドキだな!」と感心してしまいました。

集中力の高め方もさまざまなようで、正しい姿勢や呼吸法、糖分補給、瞑想、適度な運動、音楽を聴く等々。そういえば、我が子が大学受験期間中、それこそスマホで音楽を聴きながらカフェのような賑やかな空間で勉強していると聞いて、「よく集中できるな」と驚いたことがあります。かくいう私も、音楽を聴きながらは無理ですが、集中できる場所を挙げるなら、電車やバス、飛行機などの乗り物の中。例え隣に知らない人が乗っていたとしても、前席の背もたれが目の前に迫る狭い空間でエンジン音をBGMにすると、不思議と集中力が高まり作業が捗ります。だからといって、いつも乗り物に乗るわけにもいかないので、デスクでは時々身体を動かしたり時間を区切ったり、集中力を持続できるように自分なりに工夫しているところです。

話が思いっきりそれてしまいましたが、選手たちには、コロナやメダルへの期待などといった周囲のことはあまり気にせずに、集中して自分の納得のいくパフォーマンスを発揮してほしいものです。そんな選手たちを観ることで、私自身もオリンピックを楽しみたいと思います。

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