90分で読めた!「マンガ量子力学」


大学2年の理系女子が「マンガ量子力学」を読んだ感想や考えたこと、この本のおすすめポイントを紹介する。

かかる時間 ★★★★☆
わかりやすさ★★★☆☆
おすすめ度 ★★★★☆


一番のおすすめポイント
マンガで簡単に、古典力学と量子力学の違いを感じ取れる


1.手に取った理由

現在大学で「量子力学」の授業をとっているにも関わらず「量子力学とはなんぞや?」というレベルであるため、親しみやすいマンガから入っていこうと考えた。


2.内容について

運動方程式など想像がしやすい古典力学と量子力学を対比しながらストーリーが進められていて、量子力学へのハードルが下がるような気がした。

8つの章に分かれていて、それぞれマンガ約20ページ+解説約5ページから構成されている。マンガ部分では魔法少女が出てきて量子力学の雰囲気をなんとなく掴み、解説部分では少し学問的に用語や基本的な概念を詳しく丁寧に説明する。

内容は量子力学を理解するというよりも、「とっつきやすくする」、「古典力学との違いをなんとなく感じ取る」ための本といえる。そのため、もちろんこれを読めば十分理解ができていい点が取れるという訳ではない。しかし「量子力学」という分野に初めて挑む者にとっては手に取りやすく、最初に読んでおくといいかもしれない。


3.難易度

高校で物理を学んでいた人にとっては馴染みのある用語も出てくるため、解説部分を理解するためには読む気力があれば大丈夫。

本の中で出てくる用語は初めて見る人にも配慮して書いてあるため、あまり物理に触れる機会がなかった人も心配はない。



「量子力学」って聞いたこともないという人にもおすすめです!

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