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第三弾 詩で繋ぐ映画  浦安の黒ちゃんと 「The Moment」

「浦安の黒ちゃん」
長渕剛さんの歌に浦安の黒ちゃんという歌があるのだがコレは黒土三男監督のことで、二人で大阪に行った話を剛さんが詩にした曲であるらしい。確かにjeepというアルバム自体、黒土三男の影響が大きいのかな。「女よ」という曲など。
 NHKの紅白で長渕剛がベルリンから三曲歌った。「親知らず」をNHKで歌った。、あの衝撃のシーンになってしまった。その年の暮れに黒土さんから、なに歌ったほうがいいかなと聞かれてあの三曲を私が言ったんだが、そのまま私が言った三曲歌った時は驚いた。もちろん選ぶにのは長渕さんなのだが、それがタコ発言になって出禁とか、驚きました。


監督黒土三男 萩原健一 黒木瞳

「渋滞」ケニーGの曲が美しい
 撮影中に監督からケニーの曲使うと600万かかるんだけどどうしたもんかと聞かれて、「ケニーGイイです」と言ったことを思い出す。今思えば一曲に当時の600万は高額だ。迷っていたのかな。ドボルザークの家路なら安く済むしピッタリだけど、コレはオシャレな黒土作品だからケニーGでよかった。1991年の映画で、出演している萩原健一と黒木瞳が若い。黒木さんは作品中に婚約。昭和が終わってバブル景気になる頃の物語。浦安に住むサラリーマンが妻と子供の家族4人でマイカーで瀬戸内海の離島に年末の里帰りをしようとする。そこで予定外の様々なハプニングが起きる。高速道でおしっこをさせるシーンは大変だった。第三京浜の道路を一車線つぶして強行撮影である。当時は無茶な撮影もよくあったもんだ。ようやく年が明けて生まれ故郷に帰り着く。当時、二代巨頭の様なわがまま男優二人を相手にして奮闘する黒土三男監督。ロードムービーだったのだが、ホテルで黒木さんに拒否されて夫役の萩原さんが怒っていた。それが階段の濡れ場シーンはが担いで上がるだけになってしまった。撮影中に萩原さんの大切な人が亡くなるということもあった。丸亀の撮影に移る時期だった。黒土三男監督が亡くなる前にもう一度会いたかったな。そういう私は、萩原車のドライバーをしていた。
 長渕剛さんの歌の浦安の黒ちゃんのモデルとなった映画監督の黒土三男(くろつちみつお)さんは2023年3月25日多臓器不全で他界しました。76歳でした。ご冥福をお祈りいたします。いまでも僕は赤い靴下履いてますよ。

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