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宇宙背景の黒体放射はプランク定数が量子エーテルな証拠

 質問があったので、記事に書いてみます。この問題は、

 また,速さvの粒子の物質波の振動数νBと波長λBの間には,v=νBλB(あるいは,光子と混同してc=νBλB)の関係があると考えがちである。これらは次のようなパラドックスに陥る。http://www.keirinkan.com/kori/kori_physics/kori_physics_2_kaitei/contents/ph-2/3-bu/3-2-4.htm

 アインシュタインの相対論の場合、光の波動性の媒質(エーテル)を抜いて光速度不変の原理(等価原理)で構築した理論なので、粒子と波動の二重性を説明できません。

背景

 プランク定数は h→0 の極限で古典力学(局所的)に帰着しますが、宇宙背景放射黒体放射になってるようにプランク定数は本来、黒体が紫外破綻するので発見された作用量子であり、光の波動説の背景(絶対静止系を廃し)として相対性原理に組み込まれるべきです。

 つまりプランクの作用量子は「相対性原理に従って、現在の座標系から運動する座標系に移されていくとき、この場合、空間・時間・エネルギーなどあらゆる量が変わるのだが、不変数のままである」ということがプランクをひきつけたのである。http://fnorio.com/0160special_theory_of_relativity/Laue_1906/Laue_1906_H.html

 それを絶対静止から光速度の基準に変更して尚、光速度不変を原理古典論にしがみついて重力を繰り込もうと紫外破綻させるのは無駄な話です。

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 その辻褄合わせの為、光子の質量がないことにして問題を挿げ替えてるんです。プランク定数 h と光速度 c を不変定数として、むしろ量子論的な相対性原理として、

1、h/c = δmi δλ(慣性質量と波長の不確定性関係).

 大きさが決まってなく広がった存在(非局所性)なんですが、この決まってない慣性質量を静止質量として繰り込めば、

2、λ = h/(m₀ c).

 ハイゼンベルグの不確定性原理(エネルギーや運動量が不確定)的には、静止質量をコンプトン波長に換算できるのですが、1式はエネルギーや運動量として確定していません。光速度を基準にするということは、エネルギーや運動量が本質であるので、2式の取り扱いは間違い(原理的な不確定性関係はない)です。 時間も決まってないのに、静止質量を繰り込むので今の物理学は行き詰っています。正確には、1式に周波数( v は運動、振動数 ν と紛らわしいので、f を使う)を繰り込まなければエネルギーや光の運動量になりません。

3,p = h f/c = mi f λ = mi w = m₉ c.

 この p は光の運動量で、光の波動(粒子の運動 v と区別するために波動 wを使う) は c でも、v でもありません。相対論の場合、光の媒質(エーテル)を抜いて c=νλ に合わせて時空が変化して「物理法則は同じ」と相対性原理で宣言しても物理的に意味がありません。この粒子と波動の二重性が定式化されてない物理は、量子論ではありません。非局所相関している量子論ではないんです。これは EPR相関で量子論に負けました。つまり、古典(局所性)に量子論(非局所性)をつじつま合わせしたインチキ相対論的量子論です。



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