思い出をまぶたの上に
確かつくばロフトで買った気がする。まだギリ院生だった時の話である。ひと目惚れであった。FOCALLUREのアイシャドウパレット、プラハである。かつての旅先がアイシャドウになっている、目の上に思い出をのっけることができると私は歓喜した。
20の時、学部2年次に私はスタディ・ツアーに参加し、プラハを訪れた。WWⅡの戦火により欧州の各都市が荒廃した中、プラハは奇跡的に昔ながらの街並みを残し現在に至る。旧市庁舎の時計塔からの眺めは圧巻であった。オレンジの屋根がどこまでも続くと思った