大会記録22.12-23.1 上

うまぶっててばかりだから、大会に出て結果残すか……
そう思ったのが去年の秋。
思えばデジカを始めてから何一つ結果らしい結果を残していない。どころか、大会にも出ていない。非公認CSはもちろんテイマーバトルにも、だ。
ときどき顔を出すにしても見知ったメンツにしか当たらない。自分のコミュ力不足ゆえに腰を据えて腹をわって話すこともない。狭いコミュニティの中で勝率はそれなりだった、とは思う。
だから、Twitterランドでの俺はちょっとだけ饒舌だ。リスト案を思いついたら投下し、知った風なカード評価をし……
つまり、俺はうまぶっている。

上手いと、ぶっているの間には大きな壁がある。
結果を出しているか、否か……
俺には結果が足りない。
大会、でるか……

そうして、できる限りのエボカに応募して、幸いにも数回当選した。
今回は今シーズンのエボカにどう望んだか、その結果何を得たのか、未来の自分のために記録したい。

22.12上旬
初エボカの2週間前にアクロスタイム(BT-12)が発売される。
このとき、俺はデジカを普段以上に満足にできない状態だった。
それでも新カードには目を通したし、構築もいくらかは考えた。
そんなときに望外のエボカ当選。
時間がない……
デジカ界の辺境のさらに辺境、加えて人目を避けるように界隈の情報を眺めているだけの俺には、圧倒的に情報が足りない。
それだけではない、32人規模とはいえフォーマルな大会に出た経験だってない。
人見知りは勇気を振り絞った。
俺はTwitterランドに質問をした。
以前からリプのやり取りをした人には少しだけ突っ込んだ質問をした。
フォーマルなスリーブ構成や環境についての細かい所感を知ることができた。
ほんとうにありがたかった。
いつもムスっとしてばかりの俺にはもったいないくらいだった。
改めまして、ありがとうございました。

情報のハンデを克服した俺は、デッキ選択と各デッキ間の相性把握に努めた。
そのときはウォーグレイモンが環境のトップシェアを占めていた。時点でハンター、植物、クワガタ、ブラウォ。
たしかに、ウォーグレイモンは強力なデッキだった。しかし、少し足りない。いや、シェアに従って使用するだけでは足元を掬われる。
そして、その予感を確かめるために最寄りに住むデジカの民を訪ねた。

対面練習がしたい

初エボカの少し前、急な提案を快諾してくれた。
そこで、予感は確信に変わった。
ウォグレ、ハンターに勝てなくね?
1-9とは言わないまでも4-6よりはよくならないだろう。
まず、速度で負けている。
条件は少し厳しいが、決定力もハンターが上回る場面が多い。
加えて順当かそうでないかの圧倒的な安定性の違い。
この不利を捲るには、ハデスやBT12のメタルグレイモンにX抗体をつけるムーブしかない。
クールボーイがあるとはいえ要求値が高いと言わざるを得ない。

話は前後するが、この予感を踏まえて俺はブルムヒュドラを使用デッキにしようとしていた。
しかし、世は大ウォグレ時代。ウォーグレイモンの構築は洗練されている過程だった。オメガモンズだけでなくウォグレXも搭載された形が出てくる。
太一の採用枚数は?
重視すべき太一の種類は?
メモブはいるのか?
ボーイは……まぁ必須やろ。

そんな疑問に一つの方向性を示せることもなく、調整過程で俺のブルムヒュドラはX抗体パッケージを惜しみなく採用したウォーグレイモンに淘汰された。
このとき使っていたブルムヒュドラはクォーツを入れただけのものだった。
ウォーグレイモンのケアもクォーツ頼み、サマディシャンディや3枚目のクォーツモンを考えるほど完成されたものではなかった。

初回エボカの反省点の一つは、デッキを早く決めなかったことと、それによって練習時間が取れなかったことにある。

一度きりの対面練習わかったことは、ブルムヒュドラがウォーグレイモンに対して不利らしいこと、そして上述した予感がそれなりに当たっていたということだった。

デッキ選択は振り出しに戻った。
ブルムヒュドラは好きなデッキではあったがウォーグレイモンの連戦は苦しい。ハンターはおそらく練度で負けるだろう。
では、ウォーグレイモンは?

同型、やりたくなぃ

ハンターにも言えるこの一言。
時間の使い方が上手くない俺でも、同型に対するプレイや構築を見つけられないことはわかっていた。
時を同じくして、デジカ界の話題はDC-1個人戦で持ちきりだった。

トップシェアはウォーグレイモンだろう、時点でハンター、緑系統は先の二つに若干の遅れをとる。

アレ?
面白いのあるじゃん。

俺が全ての準備を終えた数日後、DC-1のトップ3はソレが席捲した。

ブラックウォーグレイモン
対テイマーの代名詞。
BT12のカード群によってたしかに強化され、ガイオウモンの退化による除去は強力だ。
加えて、純正の新ウォーグレイモンが苦手としていたハンターを対策できるカードでもある。

さすがは実力者たち、目の付け所が違う。
そして俺も、似た思考に至れたのは凄い。
調子に乗ると同時に頭を抱える。

同型、やりたくねー

しかし、他のデッキを思いつく暇もなく、最初のエボカは8圏外だった。
1番悔しかったのはコロモンをドローコロモンにしたせいでブラウォXを上から取れなくて負けたこと。
この辺も、経験値の差を感じるところだった。

ひとまず、エボカ記録上
おしまい

たぶんあと2回書くよ



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