RTA in Japanの「チャットルール」が新しくなった話
記事に関する注意
私はRTA in Japan(RiJ)が好きなだけのただの視聴者です。
出典のない記述はすべて私個人の感想であり、出典がある記述も含め
その内容が確かであることを証明・保証できるものではありません。
新旧チャットルール比較
2021年夏の時点のチャットルールは以下の内容でした。
下の画像が2021年12/20時点のチャットルールです。
旧チャットルール補足
以前のチャットルールの文言はTwitch公式のチャットモデレーションツールである「AutoMod」の内容とほぼ同一でした。
AutoModについて
AutoModは特定の単語が含まれる投稿を自動で保留する機能です。
保留とは「許可されない限りチャット欄には流れない」という意味です。
AutoModの役割は不適切な投稿がチャットに流れるのを未然に防ぐことで
モデレーターの主な役割はチャットに流れてしまった不適切な投稿を
削除すること、違反者に適切なペナルティを課すことです。
他にはNightbotという外部ツールがあり、スパム対策の機能で投稿を複数の基準で削除し、ユーザーを自動で発言禁止にできます。
RiJはAutoModとNightbotを併用しています。
なお、差別やいじめ、性的表現はTwitchの規約で禁止されています。
これはRiJ以外の、チャットルールがなかったりAutoModが無効のチャンネルでもBANやアカウント利用停止などの可能性があることを意味します。
ルールについて
旧チャットルールは主に「言葉」を規制するものでした。
罰則について記載はなく、ペナルティの重さ、ひいてはルールを守る
責任の重さについての理解が曖昧な部分があったように思います。
新しいチャットルールでは「行為」と「態度」が重視されます。
攻撃性や悪意は投稿時点で害を及ぼし、削除だけでは無力化できません。
違反した場合、発言禁止などの厳しい対応がされると考えられます。
新チャットルール補足
初めてチャットに参加するとき、下の画像のような表示が出ます。
既存の視聴者は表示が出ず、ルール変更に気付かない可能性があります。
1では元々の禁止事項「攻撃的な言葉(敵対的な言動)」に加えその対象が明文化されています。ルール的には以前と同じです。
2では元々の禁止事項「アイデンティティを傷つける言葉(差別)」に加え「政治的な発言」「キャンペーンや布教活動」の禁止が追加されています。これらは今まで記述のなかった新規の要素です。
「ハラスメント(Harassment)」は「嫌がらせ」と翻訳され、その範囲や
判断基準などはヘイト関連行為および嫌がらせ行為の項目に載っています。
一方で「政治的な発言」は他の規約に反しない限りで認められています。
しかし、この規約は主に米国向けの文言で、日本とは許容される範囲や適用される法律の内容が異なることが想定されます。
また、「このチャンネルは政治的な発言の場ではない」というルール自体は至極まっとうな内容であり、特段珍しくはありません。
「キャンペーンや布教活動」も政治的なものを指すと推察されます。
3では元々の禁止事項「性的に過激な言葉(性的なコンテンツ)」に加え「過剰なアスキーアート(AA)」および「過剰なコピー&ペースト」の禁止が追加されています。
これらの項目についてはエクシークさんの記事が詳しいです。
記事にあるとおり、長文の投稿や同じ内容の複数回の投稿が削除されたり
AAがBAN対象なのは少なくとも2021年夏の時点で行われていた対応です。
今まで実際に削除されるのを見た視聴者に「ルールに記載のない違反行為」
として認識されていた内容が明確になったものだといえます。
留意すべき点として、長文の投稿に関しては今後チャットの流速増加が想定されるため、許容される文字数が以前より少なくなる可能性があります。
4には追放(BAN)された視聴者への対応について書かれています。
Twitchには「追放解除申請」というものがあり、これはBANされた視聴者が抗議を申し立てるメッセージを送信することができるという機能です。
この機能は無効にすることもできますが、RiJでは申請自体は開いているが
基本的に裁定は覆らないという対応なのだと思われます。
削除された項目
上記内容のほか旧チャットルールにあった「URLは貼り付けられない」
という文言が消えていますが、特に対応に変更はないと思われます。
同様に「禁止用語(冒涜的な言葉)」に関する項目が丸々消えましたが
攻撃対象が明確であれば1や2の項目、性的な内容であれば3の項目の範疇であり、こちらも対応自体はおおむね変わらないと思われます。
「自分のおばあちゃんには絶対に言えないようなこと」の文言が無くなった影響で、注意喚起が「○○は処罰の対象です」といったような具体的な警告に変わるかもしれません。
また、出場者向けの禁止ワードというものも存在するようです。
Games Done Quick(GDQ)のチャットルール
以下にチャットルールをDeepL翻訳にかけたものをそのまま掲載します。
視聴にあたって推奨する行動
チャットルールを一読する
今後予告なくチャットルールが変わる可能性があります。
この記事の情報が数日のうちに古くなってしまうかもしれないので
自分が視聴する前に最新のチャットルールを確認しておくのが無難です。作品や出演者の情報を事前に収集する
技術と設備の進歩で競技開始までの待機時間が非常に短くなりました。
その結果、ゲームタイトルや競技ルール、出演者プロフィールなどを
待機時間中に調べるのが難しくなっています。
知りたいことがあればRiJの公式Twitterアカウントから最新情報を見るか
余裕があればOengus(イベント応募用のサイト)から応募時の情報を
見ると参考になるかもしれません。
特に、CEROレーティングおよびコンテンツディスクリプターアイコン
(恋愛や暴力などの年齢区分を決定した根拠となる表現を示すもの)は
事前に把握し、理解しておく必要があります。チャットで言及すれば削除されるような表現がゲーム内描写に含まれる可能性があるためです。チャットを閉じたり視聴を中断する判断を自己の責任で行う
すべての視聴者には見たくないものを見ない権利があります。
なんらかの理由で不快な気分になったり、傷ついたりしたときは自己防衛のためにチャットを閉じたり視聴を中断してください。
ブロックや報告(通報)の機能を使うこともできますが、チャットの流速や精神衛生のことを考えると現実的ではないかもしれません。TwitterでRiJ関連のアカウントやハッシュタグを見る
リアルタイムの視聴やチャットだけがRiJの楽しみ方ではありません。
視聴者の増加でツイートも増えてきました。チャット代わりに使ったり
ファンアートを眺めたり、参加者の反応を見たりすることができます。視聴者アンケートに参加する
RiJではイベント終了後にアンケートで意見や感想を募っています。
期待や疑問、改善点を書いたり、違反の報告などもできると思います。
アンケートなので返答はありません。意見が反映される保証もないですが
視聴者が直接イベントの改善に協力できる貴重な機会です。
募集には締め切りもあり、他に意見を届ける有効な手段もないと思うので
どうしていいか迷ったらとりあえず書いて送ってしまったほうが
次回のイベントに気持ちよく参加できると思います。