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牧場の風景を大切にしたい。持続可能な農業経営とは

ここ。どこだと思いますか?
東京ですよ!!東京と言っても…八王子ですが。笑
この雄大な風景を作り出す牧場の存在は、とても価値があると思います。
でもなぜ人は、この風景を見たときに心が和んたり、穏やかな気持ちになるんでしょうか。
私にもはっきり理由は、分かりませんが、多くの方がそう思うのであれば、それだけで価値があると思います。
けれども、牛の糞尿の匂いが漂うとクレームにもなるのが現実です。ちなみにここ、磯沼ミルクファームでは、その軽減のためにコーヒーダストやカカオの殻などを敷き材に使っています。消臭効果と水分吸収効果があり、コーヒーの香りが漂う牧場です。

この牛さん達もとても愛嬌があり、顎の下や頬を掻いてあげると「もっとやって〜」と、言っている様に近くに寄ってきます。この接点の近さも農業(牧場)の魅力のひとつです。

先日、森林ノ牧場に行ってきました。
インターネットで調べていたら、この「森林ノ牧場」が気になり、実際に行ってみよう思い、現地視察してきました。
やはり、ここの牛達も顔が穏やかに見えます。
那須の涼しい山の中で育った牛のミルクは、牛乳本来の美味しさとも言えると思います。

この森林ノ牧場に影響され、さらにインターネットを調べて出てきたのは、「中洞牧場」です。
日本の山地酪農の第一人者の中洞正さんの本も買い、YouTubeも見入ってしまいました。
(ちなみに、磯沼ミルクファームのオーナー磯沼正徳さんも、中洞正さんも東京農業大学卒業です。それだけでも親近感。笑)

中洞さんのお話の中で林業の話が出てきます。私自身、大学では森林学が専門だったので、そこでも親近感が湧きました。(東京農業大学 森林総合科学科卒業)
中洞さんが考える山地酪農は、酪農と林業の視点が大切になります。普段、二つ業種は、交わる事がほとんどありません。しかし、その互い利点をうまく組み合わせ、課題を互いに解決し合い、持続可能な経営が成り立ちます。今で言うSDGsですね。その経営が美しい風景も作り出しているのです。それが日本の農業の風景であり、日本の美しい風景だと思います。

磯沼さん、中洞さんとの出会いは、「この美しい風景を作り出す牧場の事をもっと知りたい」と、心を揺さぶられました。

他の誰かもまた、心揺さぶられる風景と出会える事を願っています。

さて、今度はどこの牧場に行こうかなぁ。

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