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[韓国語学研修] 済州大学 "語学堂時代の話"

嬉しいことにコメントにて、「語学堂時代の体験」についてリクエストを頂きましたー!!! 改めてコメントありがとうございました🙇🏻‍♀️

語学堂時代の話は4年前のことなので、実際に行ってみたら「書いてたことと全然違うじゃないかー!」なんてこともあるかもしれませんが、あくまでもnote主の体験ということで、その点ご了承の上でお読みいただけたら幸いです。


언어교육원(言語教育院/左手前)と
아라뮤즈홀(アラミューズホール/右)が語学堂生が勉強する施設。

語学堂を選ぶまでにしたこと

- 留学説明会に参加

note主は語学留学を決めた後、aah! educationさんの韓国留学SHOWCASEに参加しました。
(뒷광고でも앞광고でもないです🙅‍♀️)
大学の資料は大抵オンラインでもゲットできるとは思いますが、大学の教職員の方と直接相談できるのはとても大きかったです。
説明会の際に、実際に大学に来てくれたら案内していただけるとのことだったので、その後連絡を取って見学させていただきました。

- とにかくググる

済州大の情報少なーって思いますよね? note主も思いました。笑
当時も数年前に語学堂に通っていた方のブログ1つと、交換留学にいらっしゃっていた方のレポート程度だったように記憶しています。
今もあんまり変わってないかとは思うのですが、「제주대학교 기숙사」など韓国語や英語で気になる施設などを検索すれば、ブログや動画がヒットするかと思います。
どこの語学堂に通うにせよ、情報はあればあるほどいいと思うので、片っ端からググってみるのをお勧めします。

留学説明会に参加したりググりまくった結果

  • 日本人が少ない学校

  • 学費の負担が少ない学校

  • (当時) 留学エージェントで受け入れていた学校

3つの条件の大学に絞り、これに当てはまったのが、済州大と光州にある全南大でした。

- 大学見学

全南大は直行便がなかったこともあり、済州大と条件には少し外れますが、気になっていた釜山外大を見学させていただきました。
釜山外大のほうはあまり覚えてないのですが()、済州大は図書館や寮の中も見せていただいたのは覚えています。見学の前か後に学生会館の中のカフェで、留学の相談もしていただきました。

現在も校内の案内をしていただけるかは分かりませんが、自由に校内を出入りすることはできるので、図書館の館内(学生証が必要)や寮の内部以外は見学できるかと思います。
渡航費用や時間も必要ではありますが、長期間滞在予定の語学研修・留学を検討している方は、一度見学してみるといいかもしれません。
見学が難しい方や大学の検討段階の方はストリートビューで大学を見てみるのもおすすめです。(Googleマップよりカカオネイバーの地図が🙆🏻‍♀️)

カカオマップのストリートビュー(로드뷰)
아라뮤즈홀の裏側の出入り口(右)、この道路の正面突き当りが寮の6号館

済州大に決めた理由

自分の条件に合っていたこと、希望の学部があったこと、済州の自然環境が魅力的だったことが決め手だったかなと思います。
あとは、留学説明会と大学見学でお会いした大学の担当者の方が、親身になって相談してくださったことも結構ポイントになりました。

*当時は成田から済州への直行便もあり、アクセスの良さもちょっぴりプラスだったのですが、現在は関空のみです。
ただ国内線の便数はかなり多く、金浦-済州間は世界で最も運航数が多いほど。ソウルや釜山で乗り換えて済州に向かえば、問題ないかなと思います。

語学堂に入学

レベルテスト(テスト+簡単な面接)を経て5級クラスに決まりました。
⚠️ 文頭に書いた通り、こちらに記載する情報は一部を除いて数年前のものです。最新の情報は済州大学の国際交流センターにお問い合わせください。

- クラス

入学当時は
1級 2クラス・2級 6クラス・3級 5クラス・4級 3クラス・5級 2クラスの
全18クラス (1クラス15人前後・ほかに交換留学生のクラスがありました)で日本語母語話者(在日コリアンの方など含め)の語学堂生は5人程度でした。
入学当時は6級のクラスは無く、学期の後期に5級の学生が進級するとともに開講されました。

<国籍>
全体的にベトナム人の学生がかなり多い印象で、次に中国人、あとはバラバラでモンゴル・アメリカ・カザフスタン・メキシコ・日本など多様でした。
寮ではスリランカの学生とルームメイトになったこともあります。
また、在日コリアンなど韓国にルーツがある方もいらっしゃいました。

話は逸れますが済州島は日本と関係の深い縁があり、大学内の博物館には在日済州人に関する展示室もあります。
済州と日本のご縁に関しては、在済州日本国総領事館の井関前総領事の「済州と日本のちょっといい話」に様々な興味深いコラムがあるのでぜひ。

<年代>
自分のクラスは60代の方が最年長で、40代~30代が3-4人、残りは20代でした。20代が半数以上でしたが、大学院に通いながら通っている方や仕事を退職・引退した方、パートナーの方が韓国人でお子さんもいる方などもいらっしゃいました。
上級クラスだったこともあり、比較的平均年齢は高いほうだったかもしれません。

<担任・副担任>
先生方はほとんどが女性で、語学堂の授業のほかに大学で中国語や日本語を教えている先生もいらっしゃいました。留学説明会の担当者の方ものちのち気づいたのですが、日本語が堪能な語学堂の先生でした。
note主の担任の先生も中国留学の経験がある方。ただ上級クラスだったこともあるかもしれませんが、分からない部分もよっぽどのことがない限りは韓国語で説明していました。
ちなみに自分の担任の先生は語学堂の中でもベテランで、何人もいる先生の中でも多分(言い方は失礼ですが)大当たりだったんだろうな~と思います。こればかりは運だと思いますが、韓国語を教えるのはもちろんのこと、トーク力もクラスのコントールも上手くて、人に恵まれたなと感じました。

- 授業

<教材>
現在は変わったかもしれませんが、自分はソウル大の教材(教科書+ワークブック)を使用しました。
初級のクラスは済州大独自の教材"제대로 한국어"があり、そちらを使用しているかと思います。

<時間割>
教室に限りがあり全クラスが一度に授業することはできないので、午前と午後に分かれて授業がありました。自分の級は午前に아라뮤즈홀で授業を受けました。
担任の先生は教材を使用した授業を、副担任の先生は新聞の記事などをレベルに合った語彙や文法に直したプリントを教材に使った記憶があります。

<テスト>
テストは말하기・쓰기・듣기・읽기で、말하기の試験の中にはPPTを作ってクラスで発表をする、というものもありました。テストの時だったかは記憶があいまいですが、韓国人の方に電話でアポを取りインタビューする課題もありました。
出席+テストで何点以上取らないと進級できないというふうに決まりがあり、出席や点数が足りなくて留級する生徒も一部いました。

ちなみに当時はPCを持っていなかったため、PPTを作るときは図書館のPCを利用していました。図書館のアプリの学生証で入館でき、座席はアプリで選択します。大きなモニターの座席もあるので、作業効率が上がるかなと思います。

- 文化体験

note主が通ったのは半年だけなので、文化体験は2度だけだったのですが、当時は신화월드という遊園地にいく場合が多かったようです。
ただ、初級から通ってる学生はすでに신화월드に何回も行ってる学生が多く、アルバイトをしている学生もいたため、文化体験にはあまり乗り気ではない学生が多かったです。
先生方もその旨を分かっていたためか、自分の級は半日で終わるように地域のイベントに参加 + 食事で済ませていました。ちなみに신화월드に行きたければ、先生に言うとほかのクラスに混ぜてもらって、連れて行ってもらえてました。

食事はバスターミナルの近くの다담で。
연잎밥(蓮の葉で包まれたご飯)やアワビなど豪華で美味しかったです。

一見つまらなそうに思うかもしれませんが、食事はなかなか食べない한정식で美味しかったですし、遊園地にも興味がない+一人で行動するのが好きなタイプなので、逆に良かったです。

ちなみにこちらは学部生向けかとは思いますが、済州大のグローバルサポーターズでも文化体験があります。

おわりに

長くなってしまったので、済州大を選んでよかったことや、短所などは別の記事にまとめようかなと思います。

このnoteを読んで気になることや気づいたことがありましたら、お気軽にコメントやTwitterでお知らせください :)