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2019.02.26 二月大歌舞伎 夜の部 名月八幡祭


んー…現代風にいえば、パパ付き水商売の女を思慕する田舎男が惚れすぎたせいで営業用のシナを作ったゼニ工面にコロリとかかって全てを失い、女にも足蹴にされ、発狂して刃傷沙汰を起こす…て話。

よせばいいのに…やめときゃいいのに…冷静に考えればわかるのに…なんだが、恋は盲目、ましてや高嶺の花に舞い上がっちゃったのは仕方がないことなんかもしれない。形を変えてこういうことは今でも起きてるからねぇ…。

田舎男松緑の熱演もよかったんだけど、なんといってもここは高嶺の花のはすっぱ女玉三郎と、そのヒモ男仁左衛門の、ご存知孝玉コンビ=歌舞伎界のゴールデンコンビに尽きます。私の母は、この役は玉三郎向きの役と違うと言ってたけど、どうしてどうして、こういうのをやっても美しさが際立つし、今ここまでできる人はやっぱいないんじゃないかなと思った。おもしろかった。そして感動しました!

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