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2021.05.20 コクーン歌舞伎 夏祭浪花鑑

チケット握りしめてハラハラしたがなんとか無事に観劇できたことにまずは安堵。そして、シアターコクーンは夜会、多分ウインターガーデン以来だから10年以上ぶり、だよな。歌舞伎座よりさらにコンパクトなのでどの席からでも全体がはっきり見えてよきよき。コロナで間引き座席だったけど、元々のキャパが800ないホールだったかと思うので、役者が近くてよろしい。

さて。
世話物のこの話は初見。大まかに言えば、任侠物語で、目先のカネより義理人情、つう、まあ、よくある話といえばそうなんだけど、不安を煽る馬鹿な輩とか、嫌なニュースとか、分断を目論む国賊とかたくさん溢れてる昨今、本当に大事にすべきものや守るべきものはなんだろか、てことまで考えさせられ、自己利益のためだけに簡単に他者を嵌める輩のどうしようもなさも強調された。その象徴が長町裏の立ち回りシーン、てことかな。

なにはともあれ、勘九郎がめっちゃカッコいい。ホントかっこいい。惚れ惚れする。
あと、釣船三婦の亀蔵の美声も健在。
それと、虎之介のアホっぷりもまた、欲望に負けた象徴としていい味出してた。

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