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ファンタジー / 横山幸雄
横山先生の作品を初めて試聴したのは2014年のプレイズシューマン。クライス・レリアーナの情感あふれる演奏がすごく心地よかったんだが、その後、昨年の自粛期間中に色々と気が滅入ってクラシックのレジェンド的名盤を狂ったように買い漁ってたとき、横山先生の過去の作品もたくさん買った。そしてその熱はまだ継続してる中で、これは2017年のレコーディング。幻想曲集。
私的にこれを買ったのは2曲目のモーツァルトの幻想曲への思い出が深すぎるから。
大人になった今となっては、まあ、普通に弾けちゃうんだけどさ、この曲に最初に出会ったのが小学2年生くらいで。それでこの情感表現がたっぷり必要な曲をどうすればいいのか…ただ単に楽譜を追いかけるだけでは簡単だけど、それだけじゃないオーラを感じたので、今となってはクソガキ、としか言えないけど、どう弾けばいいかわかんないーわーん、と本気で泣いた記憶がある。
そっから40年くらい時を経て、改めて横山先生の名演を聞くと、あゝこれこそがこの曲でモーツァルトが描きたかった世界なんだ、てのが目の前に切々と迫る感じで震えた。
他に、シューマンの幻想曲。
これ、有名な作品とのことだが、シューマンについては、クライスレリアーナに出会うまでは、シューマン=子供の情景=楽しき農夫 という強い公式しかなくてw 実はこんなにも情感あふれる曲を書いてたのね、つう別の発見もありまたいとをかし。
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