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2020.1.16 新春浅草歌舞伎 

絵本太功記 / 尼崎閑居の場
仮名手本忠臣蔵 / 祇園一力茶屋の場

新年最初はやはりここ。若手による勉強会という意味もおそらく入ってる、浅草歌舞伎。有名な古典を若手がどう受け継ぎ演じるか、ということで今年の夜の演目ももう長くファンを続ける方々にはお馴染みのもの。

とはいいつつ、俺、古典はあんまり見てないから…だったので、果たしてどんなかなぁと思うところはあったが、さすが有名な演目だけあって初見でも十分楽しめたし、ここで演じたものを今日の若手たちがその後どう自分の芸に昇華していくか、そして、同じのを大名跡が演じるとどうなるか、など、楽しみながら見ていた。

イチオシ巳之助丈は、仮名手本忠臣蔵の準主役 足軽平右衛門役。準主役…と言いつつ後半の主役!そしてなかなかに難しい役どころを見事に見せ場たっぷりに演じておられてますます惚れた。思えば最初に巳之助丈に注目したのも、この浅草歌舞伎だったんだよね。その後、ワンピースやナルト、ナウシカで経験と自信をつけて重みと風格もだんだんついてきた。家庭的に不幸なことがあって大変だった人だが、今後もずっとイチオシで応援したくなる素晴らしい舞台でした。

そして、もう一つ。米吉。こんなにうまかったっけ?とちょっとびびる。このあといろんなとこで演じる役をもっと見たくなった。

今日のお年玉挨拶は松也で花道からの登場。これは、自身の説明によると、今年は花道を自分が使わないから、その代わりに挨拶は花道からを希望した、とのこと。この演出、オババファン向け大衆演劇ぽくて笑えたわw

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