人権はいつから

人権はいつからあるでしょーか!

お喋りできるようになったら?やるべきこともできるようになってから?

もうお分かりだとは思いますが正解は生まれたてから。

離乳食を食べる時に「どれ食べる?」と聞いて目線を追うと「これ」…と言ってるような気はするし、横だっこより縦抱っこにしてよーと訴えて泣くこともある。言葉はなくても、試行錯誤してるうちになんとなく答えに、またはお互いの妥協点に辿り着く。そもそも抱っこさせる時点で「おいでー」「抱っこしようか?」と話せてない人もちらほら。「あ、結構です」ってこともあるのに。(そういえばこないだ声かけなく内診されて思わず「ぐぉ!」という声が漏れ、即座に謝られた。ひどい!人権侵害だ)

赤ちゃんを大事に守るだけではなく、やってみたい気持ちをどれだけ保障するかも、人権のうち。重大な事故につながるものは環境から取り除き、まあ多少の失敗は織り込み済みで、お互いが自由に過ごせるのは、お互い気持ちよく暮らすポイントなのかも。

だからといって、親が子の奴隷みたいに言うことを聞くのがいいわけではない。親も、子と同じ人権を持っている。どちらがどちらの権利を奪うことはできないし、そうならざるを得ないのであれば、それは社会の仕組みのせい。

これは自分的に許容できない!というところからは、子に負けないように、ぐっと主張しなきゃいけないこともある。根比べになるわけだけど。

大人として、子どもの気持ちを想像しつつ、どちらかが一方的に我慢しすぎない良い関係が作られるといいよね!

本題。

昨今、多様なベビーサークルが売れているようです。

サークルの壁にはさまざまなおもちゃがついていて、飽きさせない工夫だろうと思われる。うーん。このサークル、赤ちゃんが入る一択なのが、うーんポイントなのよ。

だって、赤ちゃんを囲わずに、触られたくない家具家電を囲ったっていいわけでしょう。

赤ちゃんは自由に行きたいところに移動できるけど、どうしても触って欲しくないものは上に置く、物理的に見せない、テーブルを棚の前に設置する、触っていいものを棚の下に置く…だって可能なはず。赤ちゃんの自由に動く権利を奪わずとも、いろんな対策が考えられるのでは。

美しく暮らしたい気持ちはとても理解できる。物を壊されたくない気持ちもよくわかる。でも宇宙人みたいな人間、しかも人権がある相手だもの、思い通りにならなくてワタワタしたっていいじゃない。赤ちゃんのやらかしは、写真に撮ってSNSで成仏させればいいのよ。みんな優しいから労ってくれるよ。

私が最近赤ちゃん家庭とお話ししていて、いつもモヤるけど、どう伝えていいのかまだ正解が見つからない出来事なのでした。

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