僕らにはまだ見上げるだけで圧倒されるような空が残ってる

何のために生きてるのかとか分からなくなる事があるよと
冗談っぽくでも口にしたら
君はどんな顔をするかな
泣きはしなくてもきっと困った顔になるだろうね
暗くなりかけた空を待たせて建物に入った
屋上へと続く階段の窓から見えた空はさっきよりもかなり暗くなっていて
その微妙な色合いは僕に何かを教えてくれるような気がしたから
残る階段を勢いよく駆け上がった

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