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期間割引は有効な手段か

トリミングサロン運営者なら
誰しもが考える「予約」について。

予約を取ってもらいやすくする
「予約割引」なるものが存在します。

果たして予約をお客様に取ってもらうために
「割引」という手段は本当に有効なのか。

あるトリマーさんに
興味深い質問を頂きました。

出来るだけ次の予約をしてもらいたいけど
なかなか継続的な予約をしていただけない。
次回予約に繋げるための割引はしていますか?
という質問でした。

今回私がその質問に
現在の私が考える「予約」というものについて
お答えした内容が、私の未来にもどのように活きていくのか検証するため、noteにも記録しておくことにしました……✍️

また、
同じような悩みを今ちょうど考えてた!
なんて人にも何かヒントになったらなと
善意な気持ちでここに置いておきます。

注意⚠️
トリマー目線の内容が多いため
お客様ではなく顧客として話を拡げています。
お客様には不快な表現もあるかもしれませんが
目線を変えてお読みいただけたら幸いです。


  • ご予約をされる方と
    ご予約されない方との差別化
    非常に悩みますよね…🤔💭

    結論から言いますと現在の私は
    差別化をしない←に至りました
    割引しない!ということです。

    とはいえ現在は期間割りとして
    30日以内20%off、
    15日以内50%offの割引をしています。

    しかし、
    予約をする人は割引があってもなくても
    予約をします。逆に、予約をしない人は
    割引があっても予約しないのが現実です。

    予約を頂けたとしても予定が変わればキャンセルも普通にあります。
    キャンセル料を摂る手法は店側がお客を選ぶことは出来ても器を小さくするので需要は下がります。高価格帯メニューで運営出来る特別な何かがあれば別かもしれませんが、そもそもの数が少なければ破綻の道です。

    つまり、「予約」というアクションは
    支配が難しいコントロール不能な事と割り切った考えにシフトしました。

    さらに、割引期間に予約ができないことを理由にする方や、割引が無くなることで離れてしまうお客様は最終的には「金額」で天秤に掛けているという結論に至ります。

    だからといって
    安さを売りにすれば人が集まると言う考えではなくて、この金額で、ここまでやってくれるのか←という消費者側にいい意味で期待を裏切ることに成功すれば、結果としてリピートに繋がるのではないか…と、最近は思うようにもなりました。割引というタグを付けず
    お客様の感情に働きかける「そんなに安くていいんですか?」という感動を付加価値にします。

    そもそも私は、プードル1万、シュナ1万3千円と、ST県にしては少し高めの金額で始めていました。

    そして、訪問トリミングを専門に取り扱う派遣業が参入した事で、私の競合は「値段」になりました。

    LVは東京の田舎に店舗を構えない
    ということです。
    それをするのはセレクトショップであって、もはやブランドを趣味にしている領域になります。


    そんなこんなで
    私たちを本当に求めて欲しいユーザーに今のメニュー価格では手の届かない金額だという現実も知ることが出来ました。

    年金生活の御年寄。
    治療にお金をかけざるを得ない犬さん。

    そういった事情を抱えた方にこそ訪問トリミングを知って欲しい…

    つまり
    割引をするなら最初から割引の値段にまで下げて、期間が空く開かない関係なく間口を広げる方が「明日の予約」への不安は解消出来るのではないかなと考えました。

    私たち訪問トリミングは
    「無店舗」という強みがあります。
    ある意味経費も最小限です。

    そこにもう一度フォーカスをし
    価格を見直す事を
    現状では考えています🙇‍♀️

私がこれから目指すゴールに
今必要なのは
小さき声を届けるための多くの声。
その多くの声を繋げるためには
多くの人と関わるアクションが必要です。
そのためには自分のアクションもたくさん
起こさなくてはなりません。
失敗を恐れず次の作戦を考えるまでです。

同じ土俵に立つ同士から
真剣な質問がすごくありがたかった
トリマーしろくまぁでした。

✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。

トリマーしろくまぁ

1984年4月10日生れ
埼玉県出身

6歳の時に描いた家族の絵にまだ飼っていない犬の絵も書き加えるほど犬と暮らすことに憧れていた。10歳の頃、野良犬を家に連れて帰り家族の協力で犬と暮らす生活を実現。
動物に関わる仕事に興味を持ち始め、獣医や動物保護といった「動物愛護」に関心を抱く。
高校を卒業し、美容エステの道を進むが美容の基礎を習得し3ヶ月で挫折。成人を迎え、私は「犬が好き」という事に改めて向き合う。たまたま見つけた求人広告よりペットショップ勤務を始める。現場に立つことで「犬に関わる仕事」が獣医以外にもあることを知る。そこではじめて知った「犬にも美容が必要」という事に一気に興味が湧き情報を集め動物専門学校に入学した。卒業に人より時間が掛かるも、卒業後すぐに「Maroon Puddigまろんぷりん」というトリミングサロンとドッグカフェ、ドッグランの複合施設をオープン。しかし経営力不足により7年で閉業。人間関係に悩み本当に自分がやりたいことがなんなのかを考える日々が続く。そして2022年、「出張訪問トリミング」という無店舗型を選択するとで、より磨きのかけた良さを追求したトリミングサービスをお客様に直接お届けしています。単なる犬好きによる心のこもったお手入れをご愛犬にお届けします。

studio adamas (スタジオ アダマス)
〒350-0247
埼玉県出身坂戸市西坂戸2丁目12-34

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