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間取りの考え方~吹き抜けでつながるスタディスペース

アラフォー女性建築士の『さわ』です。
主に関西で住宅を設計しています。

今週の間取りは過去に書いた間取りを少し修正した間取り図です。

吹き抜けでつながるスタディスペース

元々高低差のある敷地で計画した間取りですが、平地にして修正しました。
東側の敷地形状(※図面上部が北側)が変形した敷地でしたので、建物を配置した時にできる空きの空間を中庭に利用し、採光を確保する計画にしました。

外観パース

玄関は広く、間仕切りを開ければリビングとつながる空間にしました。
シューズクローク・パントリーは回遊動線でキッチンへの動線をよくしました。

吹き抜けでつながるスタディスペース

キッチンはダイニング一体型で見せるキッチンにしたので、ごちゃごちゃした収納はパントリーに隠し、冷蔵庫も目隠し壁を作りリビングから見てすっきりした空間を保てるように計画しました。
壁掛けTVの配線も階段下収納を利用してスッキリです。

吹き抜けリビング

リビングの吹き抜け上には2階の廊下を利用した3人は並んで使えるスタディースペースを計画しました。
リビング学習よりは空間が分かれているけれど、吹き抜けを通じてLDKにいる家族と繋がれるほどよい距離感のスタディースペースです。

それとは別にキッチンの側にも家事ワークスペースとしたデスクを計画しました。
家族が同じ空間で存在を感じつつもそれぞれが作業できるスペースを計画した間取りになりました。

まとめ

吹き抜けは空間が広がるため、暖房効率が低下しがちで、音が上下階響きやすいデメリットはありますが、部屋全体が広く開放感が感じられ、大きな窓を設けることで、採光を効率的に取り込むことができるメリットもあります。

今週の間取りは吹き抜けにスタディースペースを取り込む事で縦の空間で家族間のコミュニケーションがが繋がりやすくなるよう計画しました。

近々吹き抜けを取り入れた間取りを特集したいと思っています。

今週もありがとうございました。
来週もよろしくお願い致します。

左巴建築設計事務所 さわ。


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