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間取りの考え方

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アラフォー女性建築士が家の間取りを考えるときどうやって考えているか、間取りを作る条件から完成間取りまで書いた記事をまとめています。
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2022年12月の記事一覧

間取の考え方~スキップフロアのある家

アラフォー女性建築士の『さわ』です。 主に関西で住宅を設計しています。 今年最後の『間取りの考え方』です。 何を書こうか悩んで過去の間取りを引っ張り出してきました。 間取りを考える時に自分の中のブームが来るのですが、今のブームが『スキップフロア』です。 バリアフリーもいいのですが、段差で空間を区切るのが好きで最近よく書いています。 そんな段差を駆使した間取りが過去にあったのでその間取りを元に『間取りの考え方』を書いていきます。 間取り図3LDKの間取り図です。 2階

間取りの考え方〜狭小住宅にする理由

アラフォー女性建築士の『さわ』です。 主に関西で住宅を設計しています。 おはようございます。 土曜日恒例『間取りの考え方』です。 最近『狭小住宅』のご依頼が続いていたので、ふと昔に完成したお客様を思い出しました。 そちらの間取りと合わせて『狭小住宅』について書いていこうと思います。 狭小住宅にする理由『狭小住宅』とは明確な定義がありませんが、一般的には約15坪以下の土地に建つ建物をそう呼ぶようです。 私の場合もう少し広い範囲で使ったりもします。 『狭小住宅』を建てる時に

間取りの考え方~完成反省会2

アラフォー女性建築士の『さわ』です。 主に関西で住宅を設計しています。 毎週恒例『間取りの考え方』ですが今週は前回もやりました間取りを作成し実際に建った建物の施工事例を見ながら間取りの自分反省会をやっていきたいと思います。 間取り図1階は一部屋とたっぷりの収納 2階はワンフロアーLDK 3階は二部屋に分けられる一部屋ともう一部屋はオープンな居室です。 1階は結構おすすめです。1階は玄関からつながる大容量のシューズクロークがおすすめです。 子育て世代のこのエリア向きにベビ

間取の考え方~子供部屋の大きさ

アラフォー女性建築士の『さわ』です。 主に関西で住宅を設計しています。 『間取りの考え方』は先週に引き続き『大きさ』について書きます。 今週は『子供部屋の大きさ』についてです。 子供部屋の数と大きさまず住宅の間取りを考える時に個室が何部屋必要??っていうところから考える事があります。 お客様がいる間取りでも、今は子供がいないけれど将来子供〇人欲しいの想定で部屋の数を決める時、または今は子供が〇人いるけれどあと数年で家を出ていくという想定の場合もあります。 家族は時間の経

間取の考え方~収納の大きさ

アラフォー女性建築士の『さわ』です。 主に関西で住宅を設計しています。 間取を書いていると当たり前に書いている寸法が果たして使いやすいのかふと思う事があります。 そのひとつが収納です。 というわけで、今週の土曜日恒例『間取りの考え方』は『収納の大きさ』について書いていきます。 一間の収納1間とは約1820。 畳一枚の長手方向と同じなので、1畳分のサイズの収納を表すときに 『一間の収納』 と言います。 押入れだと、幅1820mm、奥行き910mm(どちらも壁芯)は一人用