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ボクが見た音楽の世界

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ボクが音楽に興味を持ってから現在に至るまで。
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記事一覧

ボクが見た音楽の世界 (1)

物心がついた頃には、おそらくボクは音楽が大好きだった。 覚えているのは、3-4歳(?)の頃にカ…

大井駿
4年前
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ボクが見た音楽の世界 (2)

「そんなに好きなら、ヨーロッパに行って本物を見てらっしゃい」 中学1年生の時に親から言わ…

大井駿
4年前
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ボクが見た音楽の世界 (3)

結局高校を卒業するまで、もう一度ヨーロッパへ行きたいという気持ちが消えるせることはなかっ…

大井駿
4年前
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ボクが見た音楽の世界 (4)

さて、オーストリア・ザルツブルクでの生活が始まった。 2014年、21歳。 ザルツブルク・モーツ…

大井駿
4年前
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ボクが見た音楽の世界 (5)

「来月のコンサート、振ってみないか?」 2015年12月、指揮を始めてまだ3ヶ月弱だった。 モ…

大井駿
4年前
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ボクが見た音楽の世界 (6)

初めての指揮を終えた22歳のボクは、課題だったプッチーニの「ラ・ボエーム」の勉強に明け暮れ…

大井駿
4年前
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ボクが見た音楽の世界 (7)

2015年、刺激的なピアノ科と指揮科の一年目を終えた。 それから様々なことがあったが、最も関心を持った事柄がある。 古楽である。 古楽というと、なんだかマイナーで古い曲ばかりを演奏して、なんでも速いテンポで弾いているイメージはないだろうか。 ボクにはあった。 しかし、それを覆してくれたのが、やはり指揮科のブルーノ・ヴァイル先生とラインハルト・ゲーベル先生だった。 ヴァイル氏は古楽的な演奏を得意としており、シューベルトの交響曲にCDブックレートには、用いられた全ての楽器