海外で働く
海外での仕事って何するんですか?
とりあえずこれは直ぐに聞かれます。依頼の内容によるんですけどとりあえずは機械や部品の点検が主になります。
自分が作業する事がほとんどですが海外の場合は契約上、技術指導者として仕事する事が多いです。SV【supervisor】っていう肩書きがどこの会社でも多いんじゃないでしょうか。
お客さんはどんな作業をどの様にしなければいけないのかは実際に現場で見なければわかりません。よってメーカーの技術者を呼ぶ。基本的にはこういう流れで海外での仕事が発生します。国内でも目的は同じです。
大まかに説明すると新規のお客さんの場合は機械を設置して試運転して稼働する。そこから定期的に点検があるのでその時に点検するために現地へ行く。突発性のものは機械が故障して調査するとき。どの場合でも基本的にやる事はそんなに変わりませんが大きく違うのは期間が違います。
建設工事の様な新規の場合は基本的に長期で後は工事の予算規模で違いますが短期の場合は一週間以内が多いです。
そしてこの辺りで必ず聞かれるのが現地の言葉喋れるんですか?
はい!喋れません!
そんなんで仕事できるんですか?
できますよー☺️むしろ言葉なんてほとんど必要ないです。
例えば自分が外国人に日本の何かを説明したい時にあなたならどうしますか?
日本人同士でも言葉だけで全部伝えるのって難しくないですか?
これが外国人なら尚更です。じゃあどうするのかやってみせればいいんです。説明も日本語でも同じ事をやろうとするだけなら6割は伝わります。
そこから更に細かい指示を増やしていけばいいんです。
通訳いないんですか?
いない事が多いですがいても必要ないです。
なぜって通訳が僕らの仕事がわからないから伝えても何も伝わらないです。それを作業者にどうやって伝えられるのか?
はっきり言いましょう。通訳は言葉を変換するだけでは仕事にならないのです。作業の中身が相手に伝わって仕事ができる状態にならなきゃ言葉なんてなんの意味も無さないんです。
工具の名前を僕らは現地の言葉ではなんと言えばいいかもわかりませんがそれは通訳も初めての場合は同じです。図面の読み方、ネジのサイズ、作業手順、これをたったの数分で理解して伝えてほしいなんて出来る訳がありません。
じゃあどうするか。やってみせればそれで伝わります。相手は同じ仕事をする同業者だからです。経験があまりない人だったら手順をもっと細分化して一緒にある程度までやればいいんです。
確かに道具の名前や置いてある場所を聞いたりするのは時に苦労する事もありますが、目的は自分の業務を完了させる事なので言葉が通じないのは些細な事なのです。
不便ならその一度で自分が学べば良いだけです!
なので僕は仕事で通訳を必要とする事はほとんど有りません!効率悪いし、通訳に説明している時間がもったいないです。
通訳がいて助かるのはお客さんからの質問がこちらに間違いなく伝わる事とそれに対する返事がその場で確実に行えて伝わる事です。それ以外はホテルとか外で困る事がなければ必要性は感じないですね
だってみんなも海外旅行通訳いないでしょ。笑
普段やってる事をやるだけならそんなに困らないんです。だから誰でも出来ます!
そうじゃないと日本のメーカーには賢い人しかいなくなっちゃう😆
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