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私が男性だったら


多分、こんな感じの容姿をしている。


ファッションや芸術的なものに興味はあっただろうけれど、それ以外のことには情熱を向けられない人間だっただろう。これは女性として産まれた今でもそうだ。

けれど、今よりはほんの少し制限されずに自由を目指せた気もする。

ただ確実に言えるのは、私は結局、興味はあれど風俗なんてものに行く勇気はなく、相場より少し高めのオナホールや値の張るTENGAを購入し、彼女を作ることもせずそれを愛用して過ごしている間に20代を終えてしまうような男だっただろう。

生身の人間は怖いのだ。
愛おしくなってしまったら逃げていきそうだから。

今もそんな性格だけれど、私はあんな性器を上手に扱って生きていくことは出来ないだろうなと、とあるドラマを見ていて感じました。

死にたい夜にかぎって

私の中の童貞魂が、というか、童貞のような心でありたいと願う魂が、大暴れしました。(は?)

私は女性なので、というか私が個人的に、生身の男性が得意ではありません。同じ人間だと認識して、安心できるまでかなりの時間がかかります。(出来ないわけではない)
憧れはめちゃくちゃ強いです。

人を愛するということは、私にはひどく難しいですが、彼は、ヒロシは、それに対して凄く誠実でした。どんな場面であっても、目の前の人に誠実でした。

彼のことを愛しいと思うのは、ドラマの中のキャラクターだからであって、目の前に現れたらめちゃくちゃ怖いです。これは彼に限ったことではありませんが。

私もヒロシのように、誰かを愛することにもっと誠実に向き合いたいな。
今はまだ恐ろしすぎて無理そうです。むしろそんな風に思える日が来るのだろうかと不安ですね。


ゲームのセーブデータみたいに、色んな自分を選んでロードできたら良いのに。
今日は女性の私。明日は男性の私。会社員。ピンサロ嬢。大学生。赤ちゃん。

そんなことは無理なので、寝て起きたらまた今の私を生きます。
もう辞めてしまいたいです、眠れないし。でも諦めたら勿体無い気がするので続けます。

このセーブデータは、本業が会社員で、居酒屋のアルバイトの副業をしている24歳の女性です。なんでもねえキャラクターですね。嫌いではありません。

楽しい中にいても、どうしてもつらいことが色濃くはっきりと残ってしまう日々。今はまた2時間で目が覚めて、おまけに左手が震えていて最悪です。こういう時って、あの言われたくない事を言われている時の、心の透け透けシャッターを一生懸命閉めている自分を思い出します。

それでも何年か経った頃には、面白おかしくちゃけてこの話が出来ている自分が居ると信じたい。私の心にも、ヒロシが居ますように。

青木柚くん、どの作品でも印象に残るなぁ。

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