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想いを言葉にすることは難しい / コンフリクト・マネジメント論の前半を終えて

コンフリクト・マネジメント論
全9回の集中講義のうち4回を終えた記録です。
これも提出課題の1つになります。


『コンフリクト・マネジメント論』1~4時限の気づき

コンフリクト・マネジメントとは

人と人とのつながりの中で対立・葛藤は避けられないものである。
例えば、小学校では基礎的な学力だけでなく社会性を身につける場とも言われており、様々な対立・葛藤を経験する場である。
そうやって社会で揉まれて数十年生きていると人それぞれ程度の差はあっても、経験の中から対立・葛藤の捌き方を徐々に身につけていく。
しかし、誰もが多かれ少なかれ感じていることではあると思うが「あの人は話を収めるのが上手いな」とか「この人は交渉上手だな」というように、肌感覚で身につけてきた社会性には個人差が生じる。
そして1人の個人に焦点をあてた場合でも「前回の交渉は今ひとつだったが今回の交渉はいい感じだった」というようなブレが生じる。

コンフリクト・マネジメント論とは、対立・葛藤への向き合い方を体系化し、誰でもどんな時でも安定したパフォーマンスを発揮できる事を目的とした学問であると理解した。
そして、その体系化されたプロセスは次の3つに分かれる。
1.アプローチ、2.ソリューション、3.クロージング
1~4時限の授業では、アプローチからソリューションまでを学んだ。
以下にその内容をまとめる。

アプローチ

アプローチとは対立・葛藤が生じている際にそれを解消するための話し合いの場を整えるという事であり、「物理的環境」と「心理的環境」という2つのポイントがある。
「物理的環境」に関しては心理学的見地も交えた具体的な事柄、「心理的環境」に関してはA・Wというツールの活用について学んだ。
その一方でグループディスカッションを通じて、人によって想定するシーンや物の考え方が異なりコンフリクトの状況も様々であるために、「物理的環境」に関しては画一的な運用ではなく、状況に応じた配慮が必要となることに気づいた。

ソリューション

ソリューションとは対立・葛藤が生じている当事者同士の話し合いが実際に行われる段階であり、次の3ステップに細分化される。
1.情報を共有する、2.問題を再焦点化する、3.解決のアイデアだしをする。
4時限までの授業では1~3までの概要を把握し、1と2についてはグループワークを通じて学んだテクニックを活用し具体的で実践的な取り組みを行った。
このテクニックという部分が、まさに今まで肌感覚でそれぞれが行っていた事の体系化であり、体系化したテクニックを活用する事で安定した成果を期待できるという点について改めて気づきを得ることができた。
またグループディスカッションの中で、考えを言語化し、それをアウトプットし、更に他者へ共有をするという一連の行為を実際にやってみると、わかっていたつもりの部分が実は曖昧であったり、自分の中で曖昧ではなくとも他者へ正確に伝えることが難しいことに気がついた。


MBAの授業のために1週間に10枚ほどレポートを書いている。
仕事でも同じくらいの分量を書いているはず。
何をどこまで書いたか、いつまでに何を作成しないといけないんだっけか、というのがパッと判別できなくなってきた。
若い時は頭の中だけでスケジュール管理は十二分に間に合っていたのに
40歳の頭にはちょっと厳しくなってきたなと感じる。

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