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たばこ、株式投資の未来、凡人のための資産形成、真夜中の投稿、そして私

つい先日40歳になったのだが
昨晩22時半に就寝したら真夜中2時に目が覚めてしまい、そこから寝付けなくなったのは年齢のせいだろうか。

今週はまとまった時間が取れないので、はなからnoteの投稿は諦めていたのだが
手持ち無沙汰になったので、珈琲を入れてnoteを書き出してみることにした。
投資については初めての投稿になる

禁煙と投資

わたしが投資をはじめたのは20歳の時だ
細かい時期は忘れたが大体20年前だ
そしてわたしは30歳の時にタバコをやめた
細かい時期は忘れたが大体10年前だ

今は成人年齢引き下げにより、投資は18歳から可能だが
20年前は20歳からだったはずで、わたしは投資可能になってすぐに証券口座を開設
初めての口座はイー・トレード証券(現SBI証券)だったと思う

煙草は、そうあれは確か、結婚して30歳までに子どもが欲しいなと思い
子どもが産まれる前に禁煙しようと思ったのだ
禁煙の決断が先だったか妻の妊娠が先だったかは忘れたが、
何はともあれ、わたしは第一子誕生の前に煙草と決別することに成功した

そういえば、猫と暮らしはじめたのも大体その頃だった
今も記事を書いている横で運動会をしている(AM4時)

煙草と投資

煙草と決別したわたしだがタバコへの投資とは決別できなかった
今でもポートフォリオの中で、それなりの比率をタバコ銘柄が占めている
せっかくなのでご紹介しよう
カッコ内のリンクはgoogle financeに繋いでいる

日本たばこ産業(2914:TYO

ご存知JTである。今回を最後に株主優待を廃止する。家族四人分の優待パックご飯にはだいぶお世話になった。

アルトリア(MO:NYSE

あまり聞き慣れないと思うが、アメリカ最大のたばこ企業だと思って頂ければ良い。下記のPMとは元々は一緒である。MOがアメリカ国内、PMがそれ以外を担っている。

フィリップモリス(NYSE: PM

アルトリアからアメリカ以外の部門が分離した企業である。マールボロなどの有名な銘柄を有しているので知っている方もいるかもしれない。
社名にもなっているフィリップモリスという銘柄は無くなったそうだ。知らなかった…。

ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(NYSE: BTI

ロンドンに拠点を置く企業である。日本国内からはロンドン市場に投資するよりはニューヨーク市場に上場しているADRに投資するのが便利だ。
ちなみに英国株は配当金に対して非課税である。

ユニバーサル(NYSE: UVV

個人向けに煙草販売を行っていないので馴染みが薄いと思う。タバコ業界のBtoB企業である。

何故煙草なのか

わたしの投資のスタンスに絶大な影響を与えた書籍がある
ペンシルベニア大学ウォートン・スクール教授(金融学)
ジェレミー・シーゲル氏の著書「株式投資の未来」だ

今ほどSNSが発達していなかった当時、彼は投資コミュニティではシゲ爺などと呼ばれていた愛すべき人物で
こちらの本は投資の世界での「赤本」と呼ばれていた

なんと2003年ころに初版が出版されたのだが、今でもコンスタントに売れており、Amazonレビューは2023年現在でも投稿され続けている

誤解を恐れず要約しよう

  1. 企業の良し悪しが投資のパフォーマンスに直結するわけではない

  2. 良い(と誰もが思っている)企業というのは既に市場に評価されており割高である

  3. 良い(と誰もが思っている)企業というのは、必ずしも永続して良い企業であり続けるとは限らない
    そして永続して良い企業たり得るかを個人で判断するのは非常に困難である

  4. 投資家が着目すべきは企業がどれだけ将来性があるかではなく、生涯に渡ってその株がどれだけのリターンを生み出すかである
    企業の成長により恩恵を受けるのは投資家ではなく、経営者やそこに務める従業員だ

  5. リターンを生み出す株とは何なのか、それは市場から成長を期待されておらず評価が低く(割安な株価)、しかしブルーオーシャンに居座って安定して現金を稼ぎ出している企業なのだ
    PPM分析におけるCash cow(金のなる木)比率の高い企業である。

  6. 大きな成長が期待されていないのに、参入障壁が高いために競争相手が少なく安定してキャッシュを稼ぎ出している企業とは何か
    そう、煙草、そして石油である。参入障壁の高さで一歩劣るが、次に生活必需品であるトイレタリーなどだ。

上記の赤本は膨大なデータを検証しこのような結論を導き出しているのだ

なお、上記の1~3については下記でも同様の事が述べられている

  • 投資の神様やオマハの賢人と呼ばれているウォーレン・バフェットの過去のインタビューや書簡等

  • バートン・マルキール『ウォール街のランダム・ウォーカー』

  • チャールズ・エリス『敗者のゲーム』

これらは投資の凡人達が、資産を形成するための知恵なのである

一般人の資産形成

そして2023年を生きる日本国民にも注目すべきデータがある

物価上昇(インフレ)に対して現金や債券が劣後するのはもちろんのこと
有利というイメージが強いゴールド、コモディティよりもさらに
株式が最強であるという結論も導き出されているので、興味がある方は一読願いたい

インフレとは現金の価値低下である。JPY(日本円)とは絶対的な物差しではないのだ。もちろんUSD(米国ドル)だってそうだ。
物が高くなったのではなく、あなたの手元にある現金の価値が下がったのだというイメージを持って欲しい。

現金の価値に言及したので1つ付け加えておこう、FXをはじめとする為替取引は投資ではない。投機だ。
対象はなんであれ、投機というのは凄腕のプロのバンカーと市場で殴り合う覚悟がある者以外は触るべきではない。
痛い目にあった凡人からの忠告である(お後がよろしいようで)

にあるコメント欄も是非。

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