小論文を書いたら「文章が上手すぎる」と言われた話
長い夏休みももう終わりですね。
私は学生ですが今が一番忙しい時期(のはず)です。進路とか進路とか進路とかで先生が口うるさくなってくる今頃、私は何をしていたのか。
ずばり、小論文を書いていました。
「先生、この間言ってた小論文書いてきたので添削お願いします。」
「じゃあここで読ませてもらうよ。」
そう言って何枚かの紙切れを受け取り、眼鏡をかけ直して真剣に文字を追う先生。
その背後に覗き込むようにして立つのは原稿用紙五枚分の超大作が書けたと自信しかない私。これは絶対褒められるぞー!そう思っていたのに。
「……あのねぇ。」
私の期待とは裏腹に、重い空気を吐いた先生が顔を上げると私はビクッと大袈裟に身構えた。やばい、何がダメだったんだろう。この「はあ」ってため息の後は絶対批判的な意見が飛んでくるに違いないじゃないか。「は、はい」と答える私の声が響く。先生は私の顔を見て、しかめっ面でこう言った。
「小論文にしては文章が上手すぎる」
………はあ?
絶対批判的な意見が飛んでくると思っていたので、私は思わず拍子抜けしてしまった。
え?何?「文章が上手すぎる?」
一体どういう事なのか経緯を説明しましょう。
私日本のどこかに住む映像を専攻している美術系学生と名乗っているのですが、この小論文のテーマが「映像の倍速視聴は悪と言えるか否か」というものでした。
私としては、制作に関わる側として普通に許せないが、まあ気持ちは分かるという意味で「悪だと思うが、コンテンツによってはそういう視聴方法を想定した映像も存在するのでは無いか」というのを意見としました。
以下には一部抜粋した文章を記載しています。
まとめてしまうと「エンタメとして映像を消化するか、情報として消化するかで視聴方法が変わってくるよね〜」という話でした。そうして提出したものがまさか「小論文にしては文章が上手すぎる」という理由で突き返されるとは思ってもみなかったですね。
先生の言い分をざっくり解釈すると、どうやら私は「上手いことを言おうとしすぎて結論までスパッと行けるはずなのに遠回りしている」らしいです。
論述とは奥が深くていいですね、他の方の思想強めnoteを見るの私とっても好きです。アウトプットをするにはまずインプットが大切なと言いますので、これから色々なnoteを読み漁ろうかなと思いました。
こんな「文章が上手すぎる」私ですが今後ともどうかお付き合いください。(冗談です。いつもこんな拙い文章をお読み頂き誠にありがとうございます。)では、最後までありがとうございました
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