僕らは生きてこそだ

#私の勝負曲 　というタグを見たときにピンときた曲。
それはSHE'SのTonight

初めて一人暮らしを始めた大学1年生の頃、毎日何回も聞いていたこの曲。
当時の私はSHE'Sの大ファンというわけではなく、好きなアーティストランキングでいうと4位くらいであったにも関わらず、この曲をヘビロテしていた。

今、この曲について書くにあたって、振り返ってみようと思う。

まずは、YouTubeの概要欄にある、セルフライナーノーツより

どれだけ辛い過去も悲しい現実も、生きていないとそれを癒やす歓びは待っていない。
小さくなってしまったロウソクの灯りを どうか今夜も灯したままでいてほしい。
それを何日も繰り返していつかの幸せまで辿り着いてほしい。　井上竜馬

とにかく、辛かった大学入学時。
家族大好きな私にとって、私の精神状態は家族団らんの時間があったから安定したいたことに気づいた。
そもそも新しい人間会計を構築するのに時間がかかってしまう。

いわゆる「応援歌」というものがこの頃の私には明るくて、まぶしすぎた。

この歌は、ライナーノーツにあるように、この歌はただ「生きてほしい」というメッセージが強い。
そのせいか、聞く相手も弱っていることを前提に書かれているように感じる。
曲調も曲名通り、夜を彷彿させる。

この曲を眠くなるまで永遠に聞き続けたり、涙を流したりした。
徐々に大学という新しい場所に慣れていき、この曲に頼ることも少なっていった。でも、

君が一人を感じたら　この声を頼っていいから　どこへいたって傍へいくよ

この部分はとても好きだ。
そして、この曲だけでなくSHE'Sの他の曲を聴いてもこの思いが詰まっているのだろうな、と思いながら今日も彼らの音楽を聴くのであった。