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#9  AIと教育DX

 AIは、2023年初めから急速に発展して、世の中を大きく変える勢いがあり、その影響力は、ポジティブな側面がある一方で、人間の存続自体を脅かす存在になるのではないかというネガティブな意見を多くあるのが、現状のような気がします。
 AIといっても、実は様々なものがありますが、わたしが最近着目している語学教育におけるAIの活用。その代表的なAIは、MicrosoftのAzureというAIや日本企業アイード社が提供するCHIVOX。これらのAIは、携帯で、われわれが話をする英語の発音の文字起こしをして、その良い点や悪い点を瞬時に判別して、自分自身で容易に英語学習ができるようにしたAIのシステム。
 日本人は、英会話が苦手というのが、昔からの定説。その最大の原因は、ネイティブの人との会話の機会がないこと、日常生活において英語を使用する機会がないことなどがあげられます。それを克服するには、非常に高い英会話学校に通うか、さらには留学して英語圏で過ごすことが必要などと指摘されることが多くありました。しかし、実際には、経済的にも時間的にも、英語習得のために多大なる労力をかけることは困難であり、結果として英語の会話能力の習得は難しいというのが、今までだったと思います。
 しかし、その限界をAIが克服してくれるようになっているのです。携帯で使用できる英語アプリを低額で使用できる環境が、急速に進むようになり、空き時間に気軽に英語の勉強をできるようになってきているのです。自分の発音をAIが判断をして、発音の問題点を指摘したり、AIが架空の話し相手になったりして、気軽に英会話をする機会が急速に進んできているのです。
 わたしも、今年に入り、スピーク・バディというアプリを購入し、毎朝、20分ばかり気軽に英会話の勉強を楽しむようになりました。また、ALCとは、上智大学の語学教育の実績を生かした新たな英語アプリの開発をすることなり、その仲介をわたしがすることになりました。ALCの分析結果では、英会話が容易にできるようにするには、2,000時間が必要だそうです。できれば、中一から一日1時間の自主学習をして、年間300時間の確保、それを高3までの6年間実施することで、その2,000時間を達成できるようなスキームを作りたいと考えています。AIが日本人の英会話の苦手を克服する!これが、わたしの目標のひとつです。

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