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#5 スポーツとしてのゴルフ

 この夏休み、北海道でゴルフをしてきました。どうしてもラウンドをしたいゴルフ場があり、偶然、わたしの友人がそのゴルフ場の理事を務めていたので、ラウンドの予約をしてもらい、2日間、友人8名で、夢のような楽しい時間を過ごすことができました。
そのゴルフ場は、北海道クラシックというゴルフ場で、千葉に東京クラシックゴルフ倶楽部の姉妹コースです。東京クラシックゴルフ倶楽部には、友人を通じて年数回ラウンドすることがあり、日本のゴルフコースの中では最高ランクと感じ、その姉妹コースの北海道クラシックでも是非、ラウンドをしたいと思っておりました。
 東京クラシック、北海道クラシック、双方とも何が素晴らしいのかというと、その運営システムが米国のゴルフコースと近い運営方式をとっている点にあります。わたしは、20年ほど前に米国のワシントンDCの大学に留学し、その間、東海岸の名門コースを車で巡ったり、実際にラウンドしたりする機会がありました。その中で、アメリカゴルフコースでは、ゴルフをスポーツとしてとらえ、基本、カートは使わず徒歩でラウンドし、とくに18ホールを連続してラウンドするスタイルには、感銘を受けました。そして、ラウンド終了後に、飲食をして交友を深めるというスタイルもとても良いなと感じていました。
 しかし、日本のゴルフ場では、9ホール終了した時点で昼食をとり、時にはアルコールを飲む機会も多くあると思います。その後に、満腹状態で、さらなる9ホールをラウンドするというスタイル、そして、大半は、カートを利用してゴルフ場を歩く機会も少ないスタイル。残念ながら、日本ではゴルフはスポーツとしてはとらえていないような気がします。このようなスタイルの方が、楽で快適と感じる人も多いと思いますが、一方で、ゴルフをスポーツとして楽しみたいという私のようなニーズも、一定数あるのではないかと感じています。
 東京クラシックのメンバーは、若手の企業経営者が多いのが特徴で、倶楽部全体が活気に満ちあふれている雰囲気があります。彼らは、みな、ゴルフを接待の一環で行うのではなく、スポーツの一環として楽しんでいるような気がします。最近は、東京クラシックの人気は右肩あがりで、会員権の購入を希望している人が急増しているという話を聞きます。できれば、東京・北海道クラシックの運営スタイルのゴルフ場が、さらに増えてくれることを強く願っています。

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