ギラット・サテライト・ネットワークス（Gilat Satellite Networks; $GILT）について

出典：https://www.gilat.com/investor-relations/

5G、陸海空の移動体、ブロードバンド、防衛に関する衛星通信、ならびに地上局を開発・販売する会社です。

1987年設立で従業員数 800名強、20の営業所と5つの研究開発センターを有します。

顧客にはSES、Avanti、中国工通などのサテライトオペレーター、NTTドコモ、Vodafone、Softbank、KDDIなどの電話会社/移動体通信事業者/サービスプロバイダ、ボーイング、ロッキードマーチン、Honeywellなどのシステムインテグレータなど、300以上の顧客が90ヵ国以上にいます。

モバイル通信

衛星を介したセルラーバックホール（中継回線）で世界をリードし、モデム（デジタル信号をアナログ信号に変える装置）の出荷で市場シェア44％の市場リーダー

4G通信で世界の80%の衛星バックホールを担っており、特許取得済みのアクセラレーション技術 （400Mbps）で優れたユーザーエクスペリエンスを得ています。

衛星バックホールのマーケットは2019年の12.7億ドルから2020年に56億ドルに成長しています。

オーストラリアの僻地や回線の混雑するフィリピンの都心部でも満足できるモバイル通信を届けることができています。

機内通信

民間航空機のKa/Kuバンド利用は2019年の6,730機から2020年の約14500機と、マーケットは今後も成長していく見込みです。

2000機の航空機がGilat社の1つのエアロモデムのネットワーク上で接続されています。今後500ほどのモデムを追加する予定です。

アメリカンエアライン、JAL、デルタなどと提携しています。

ブロードバンド

30年以上にわたるグローバルな専門知識、地元でのプレゼンス、卓越したサポートと優れた配送能力を有しています。

一つのプラットフォームで、セルラーバックホール、エンタープライズ（石油・ガス、小売、SME、教育、政府、銀行、IoT）、防衛などをカバーし、低消費電力、耐候性、クイックインストール、レイヤ2/3サポート、IPSEC暗号化、QoSなどカスタマイズすることができます。

NGSO（非静止軌道）、VHTS（超大容量通信衛星）、 5G

衛星コンステレーション計画の一員として、NGSO技術の開発・販売に取り組んでいます。

数百万ドル規模の契約により、多軌道GEO/NGSOプラットフォームの技術革新により、Gilatは重要なNGSOプレーヤーとしての地位を確立しました。

5G通信に関しては様々な実証試験で成功しており、世界を牽引しています。

決算

次回決算は2月16日です。

コンセンサス予想はありません。