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個別のがんについて調べる検査

がんは健康を損ない、生命に関わるだけでなく、一度発症すると治療費や休業による生活保障などに多額の費用がかかることがあります。近年はがんの診断・治療技術は急速に進歩し、早期がんであれば死亡のリスクをかなり減らすことができるようになりました。

https://www.youtube.com/watch?v=tn6N3Yeg-zY


このページでご紹介する検査はいずれも新しい検査で、少量の血液を採るだけでがんのリスクを従来よりも精密に知ることができます。
これらの検査で特定のがんのリスクがわかれば、そのがんを目的とした詳しい検査を繰り返し受け、効率よく早期発見に結び付けることが可能です。

この機会に是非お受けいただき、がん対策にお役立てください。
ご家族にがんの多い、いわゆる「がん家系」の方には、特におすすめです

対象:大腸がん
日本における「大腸がん」の死亡者数は年々増加傾向にあり、2018年のデータでは肺がんに次ぐワースト2位の年間5万人を超えています。早期発見・早期治療では完治可能ながんですが、通常のスクリーニング検査である便検査では、便秘などで検体が採取できないなど、有効な検査が難しい場合もあります。
この検査では、採血だけの簡単な検査で「大腸がん」のリスクを調べます。健康な状態から「大腸がん」にいたる過程で特異的に減少する15種類の長鎖脂肪酸という物質を測定し、リスクを3段階で判定します。低リスクの方に比べ、中リスクの方では10倍程度、高リスクの方では100倍程度「大腸がん」のリスクが高いとされています。

対象:すい臓がん
この検査は、健康な状態から『すい臓がん』に移行する段階で、 大幅に減少すると考えられる長鎖脂肪酸「PCファミリー」を計測する検査です。6種類の長鎖脂肪酸を調べることで、すい臓がんのリスクをお調べし、早期発見、予防につなげることができる検査です。検査の値が高リスクの方は将来的に『すい臓がん』になるリスクが低リスクの方と比較し100倍の差があることがわかっています。

https://www.youtube.com/watch?v=RJf_nFtCgzA

対象:乳がん
本検査はマイクロRNAという遺伝物質を解析し、乳がんの罹患リスクを見ることができます。特徴として腫瘍がとても小さい超早期の段階からリスク捉えることができる検査です。測定するマイクロRNAの量は、ステージや腫瘍の大きさには依存せず変化します。腫瘍マーカーや画像検査で見つけることが難しいがんでも早期発見できる可能性があります


対象:すい臓がん
本検査はマイクロRNAという遺伝物質を解析し、すい臓がんの罹患リスクを見ることができます。特徴として腫瘍がとても小さい超早期の段階からリスク捉えることができる検査です。測定するマイクロRNAの量は、ステージや腫瘍の大きさには依存せず変化します。そのため、ある程度進行していないと早期発見が難しいと言われるすい臓がんですが、本検査は早期発見につながる可能性があります。


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