17歳 人生が動き始める

高2の冬のころ。

養護学校は毎年冬に卒業生を呼んで高校生中学生の生徒の前で
卒業していった先輩が今どのように生活しているか、また進路をどのようにして選択したかなどの経緯を聞く

「卒業生を囲む会」というのを開いていました。

今から考えればこの「卒業生を囲む会」の話が私の人生においての最初のターニングポイントになったように思います。

その話というのは福祉、ヘルパー派遣業の話でした。

その話を聞いた私は私よりも重度な障碍を持っている二回り以上の先輩が自分で会社を興して自分の生活を支えているということがとても衝撃的でした。

私も同じようなことをやりたい。

どうすればいいんだろうと考えるようになり、

「そうだこの先輩の働いているNPOに就職すればいいんだ。」

一緒に働いていれば自分もなにか世の中に貢献できることが出てくるかもしれない。

そうすれば自分の存在意義も大きいのではないかと思いすぐに両親に相談しました。

そうすると実は私が中学1年のころから週一程度使っていたヘルパー(中1当時はボランティアさんだと思っていた)がお金を払って仕事できてもらってやっていたと聞きました。

だから週一とはいえ、自分のやりたいことを何でもできたんだなと知り、二度びっくりしました。

と同時に自分と同じように思う人が意外と多いのではないか、もっとヘルパーという職業をしっかり世の中や障碍者仲間に伝えていかなければいけないと強く思い、

学校を卒業したらそのNPOに就職したいと両親に決意表明をしました。

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