異端の鳥メモ

友達が昨日家に遊びに来たので一緒に異端の鳥見た。主人公が序盤以降失語症になる感じなので台詞がほとんどなくてBGMもエンドロールにしか出てこないから環境音がかなり気持ちいいです。爆音の猫の交尾鳴きがBGMの役割を果たしてるシーンとかもある。←これすごかった。短編のストーリーが1編20分弱くらいのテンポでサクサク進んでいくので3時間でもアニメ1クール一気見するくらいの感じで見れた。章のタイトルが主人公の少年に関わる(主に大人で虐待や搾取などを行う)人の名前が付けられててオシャレだな〜と思った。全編モノクロだけど撮影自体にフィルムカメラを用いてるらしくて言語も実存言語を全て混ぜた創作言語らしいみたいな小話聞けたし感想言いまくるのが楽しいタイプの映画なので人と見れてよかったな......視点がフラットというか視聴者に脚色された感動を極力与えたくないみたいな徹底した余分なストーリー性の排除を感じて良いな〜、腑に落ちる感じがすごくて人間って余裕がないと本来は獣であるの描写が好きだな〜、本当に必要な部位だけを摘んで物語の形にするのうますぎる、異端の鳥ってマインクラフトだな...、これってホロコースト映画なのか...?(厳密に言えば違うかも)←このあたりの感想が共有できて良かったです。人と見た方がいい。今アマゾンプライムにあるのでウォッチパーティーとかするといいと思う。内容は結構残酷気味で村八分、奴隷搾取、虐待、自殺、虐待、リンチ、レイプ(尻)、虐待、レイプ(陰茎)、獣姦、虐殺、殺人、虐待いっぱいみたいな感じだったから人選びがちだった。獣と人の分化すら曖昧な田舎と文明がちゃんとある都会に分布する宗教のグラデーション良い。結構場面がいっぱい変わるとこ完全にテンポがアニメです。教会が登場→少年が尻を犯されるまでの展開が一瞬すぎて笑った。こういうところちゃんと物語っぽさがあったな…最後どう終わるのかわかんなくて俺は銃殺されえるのか拳銃自殺するのかのどっちかかなと思ってたけどすごく良い終わり方でかなり好きだった。良かったな〜。

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